iii期卵巣上皮がん
【原文】stage III ovarian epithelial cancer
卵巣の外側を覆っている組織から発生するがんで、片側または両側の卵巣から腹部の他の領域まで拡がっているもの。iii期は、さらにiiia期、iiib期、iiic期に分けられる。iiia期では、腫瘍は骨盤内にしか認められないが、がん細胞は腹膜(腹壁の内側と大半の腹部臓器の表面を覆っている組織)の表面まで拡がっている。iiib期では、がんが腹膜まで拡がっているが、その直径は2cm以下に留まっている。iiic期では、がんが腹膜まで拡がっていてその直径が2cmを超えているか、腹部のリンパ節にがんの転移が認められる。がんが肝臓の表面まで拡がっている場合もiii期とされる。
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