antimycinとは? わかりやすく解説

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アンチマイシン [Antimycin]

 放線菌Streptomyces olivochromogenusなど数種が産生する真菌抗生物質で、A1とA3がある。ジラクトン環をもつ物質である。この抗生物質毒性が強いので、医薬品として使用されないが、ミトコンドリアでの呼吸鎖(電子伝達系)を特異的に阻害するので生化学的試薬として使用されている。

アンチマイシン

(antimycin から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/28 06:44 UTC 版)

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アンチマイシン(Antimycin)類は、土壌微生物ストレプトマイセス属細菌によって生産される二次代謝産物・抗生物質である[1]

化学構造

アンチマイシン類は特徴的な9員環ジラクトン構造と側鎖に3-ホルムアミドサリチル酸アミドを有する。

生合成

アンチマイシン類は非リボソームペプチド合成酵素(NRPS)/ポリケチド合成酵素(PKS)複合体によって生産される。この複合体はant遺伝子ファミリーによって遺伝的にコードされている。

出典

  1. ^ Seipke, Ryan F; Hutchings, Matthew I (2013). “The regulation and biosynthesis of antimycins”. Beilstein Journal of Organic Chemistry 9: 2556–2563. doi:10.3762/bjoc.9.290. ISSN 1860-5397. PMC: 3869250. PMID 24367419. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3869250/. 

関連項目

  • アンチマイシンA


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