ツーポイントテンソル
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/08 14:10 UTC 版)
ツーポイントテンソル(英語: two point tensor)とは、連続体力学における2階テンソル量の分類の一つで、現在配置と基準配置の2種類の基底両方を用いて表現されるテンソルである。[1]すなわち、現在配置の基底をei 、基準配置の基底をEI とすると、ツーポイントテンソルは
と表されるようなY , Z である。
ツーポイントテンソルが作用するベクトルの基底は、その参照する配置によって決まる。上記のY , Z の場合、Y は基準配置を参照するベクトルP に、Z は現在配置を参照するベクトルp に作用する:
ツーポイントテンソルの例としては、変形勾配テンソル、第1パイオラ・キルヒホッフ応力テンソルがある。
脚注
- ^ 非線形CAE協会編 『例題で学ぶ連続体力学』 森北出版、2016年、89頁。ISBN 978-4-627-94821-1。
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