最後の晩餐 (ギルランダイオ)
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『最後の晩餐』(さいごのばんさん、イタリア語: Ultima Cena)は、ルネサンス期のイタリアの画家ドメニコ・ギルランダイオが制作したフレスコによる壁画で、同主題の作品3件がフィレンツェ周辺の3カ所に現存している。いずれの作品も、最後の晩餐におけるイエスと十二使徒たちを描いたものであり、イスカリオテのユダは、長いテーブルの手前側にひとりだけ配されるという、キリスト教芸術における最後の晩餐において一般的な描き方が用いられている。
- ^ Leonardo da Vinci, the Last Supper: a cosmic drama and an act of redemption by Michael Ladwein 2006 page 27
- ^ ケネス・クラーク,丸山修吉/大河内賢治訳『レオナルド・ダ・ヴィンチ』法政大学出版局,1974,p.136.「彼らの構図は一〇〇〇年も前から信心深い人々を満足させてきた構図と根本的には同じで,およそ次の通りだ.使徒一一人はテーブルの向こう側にきちんと一人一人静かに座っている.ときには互いに話をしている場合もあるし,ぼどう酒を飲んでいる場合もある.キリストは中央に座っていて,聖ヨハネは窮屈そうにキリストの膝に顔を伏せている.ユダはただ一人テーブルのこちら側にいる」
- ^ 宮城徳也. “フィレンツェだより番外篇 2012年4月1日 フィレンツェ再訪 - その7”. 宮城徳也. 2015年7月2日閲覧。
- ^ a b c d 伊藤裕紀子 (2010年11月8日). “ギルランダイオの「最後の晩餐」オニッサンティヴァージョン”. 伊藤裕紀子. 2015年7月2日閲覧。
- ^ a b c d 伊藤裕紀子 (2010年11月8日). “ギルランダイオの「最後の晩餐」サンマルコヴァージョン”. 伊藤裕紀子. 2015年7月2日閲覧。
- 1 最後の晩餐 (ギルランダイオ)とは
- 2 最後の晩餐 (ギルランダイオ)の概要
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