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スティーヴン・コールドウェル

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/17 05:35 UTC 版)

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スティーヴン・コールドウェル
バーミンガム・シティFCでのコールドウェル (2012年)
名前
ラテン文字 Steven Caldwell
基本情報
国籍 スコットランド
生年月日 (1980-09-12) 1980年9月12日(39歳)
出身地 スターリング
身長 180cm
体重 72kg
選手情報
ポジション DF
利き足 右足
ユース
0000-1997 ニューカッスル・ユナイテッド
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1997-2004 ニューカッスル・ユナイテッド 28 (1)
2001 ブラックプール (loan) 6 (0)
2001-2002 ブラッドフォード・シティ (loan) 5 (0)
2002 ブラッドフォード・シティ (loan) 4 (0)
2004 リーズ・ユナイテッド (loan) 13 (1)
2004-2007 サンダーランド 76 (4)
2007-2010 バーンリー 104 (5)
2010-2011 ウィガン・アスレティック 10 (0)
2011-2013 バーミンガム・シティ 77 (1)
2013 トロント (loan) 6 (0)
2013-2015 トロント 40 (1)
代表歴
2001-2011 スコットランド 12 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2015年3月16日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

スティーヴン・コールドウェルSteven Caldwell, 1980年9月12日 - )は、スコットランドスターリング出身の元サッカー選手。元スコットランド代表。ポジションはディフェンダー

スコットランド出身ながらも、ニューカッスル・ユナイテッドFCブラックプールFCブラッドフォード・シティAFCリーズ・ユナイテッドAFCサンダーランドAFCバーンリーFCウィガン・アスレティックFCバーミンガム・シティFCといったイングランドのリーグにおいてトップから3部までのクラブでプレーし、また、300試合以上に出場した。スコットランド代表としては、2001年から2011年までの10年間で12試合に出場。

元スコットランド代表DFでサッカー監督のガリーは弟[1]

経歴

クラブ

ニューカッスル

スコットランドスターリングにて生まれ、弟のガリーと共に プレミアリーグ (イングランド1部)のニューカッスル・ユナイテッドFCでキャリアを始めた。2004年までに28試合に出場し、リーグカップブラッドフォード・シティAFC[2]、リーグのウェストハム・ユナイテッドFC[3]で得点した。また、在籍中には、様々なクラブにへ期限付き移籍に出されており、最初のブラックプールFC時代において、フットボールリーグトロフィーストーク・シティFC戦とブラッドフォード・シティ戦で得点し、ストーク・シティ戦がプロキャリア初得点だった[4]。ブラッドフォード・シティへの2度の期限付き移籍を経て、2004年にマイケル・ブリッジス英語版との入れ替わりの形で加入した[5]リーズ・ユナイテッドAFCでは、ブラックバーン・ローバーズFC戦 (2-1)において先制点を挙げて勝利に貢献[6]するなど降格の危機に喘ぐチームを救う為に奮闘したものの、最終的にチャンピオンシップ (2部)への降格を経験した。

サンダーランド

リーズ・ユナイテッドへの期限付き期間終了に伴い、保有元のニューカッスルに復帰した後、2004年6月7日にサンダーランドAFCに移籍した。ニューカッスルからライバル関係にあるサンダーランドへ移籍した選手としては、1997年のリー・クラーク英語版以来となった[7]。サンダーランドでは、ギャリー・ブリーンと強固な守備を形成し、2005年4月23日のレスター・シティFC戦で決勝点を挙げ、プレミアリーグ復帰に貢献した[8]。しかし、その後は負傷に悩まされた影響から徐々に出場機会を失っていき、特にロイ・キーン監督の下ではシーズンの半分も起用されず[9]放出要員となり、サンダーランドは同じチャンピオンシップのバーンリーFCコヴェントリー・シティFCからのオファーを受け入れた[10]

バーンリー

2007年1月の移籍期限が終了する僅か9分前に移籍金40万ポンドバーンリーFCと3年契約を締結する[11]。加入から程なくして主将に就任し、妥協しないタックルはファンから人気を集めたコールドウェルは、2008-09シーズンにおいて公式戦57試合に出場してチームの守備を支えプレミアリーグ昇格に大きく貢献しており、2009年5月にシェフィールド・ユナイテッドFCを破ってプレーオフを制して昇格が決定した際にはキャリア最高の瞬間と語った[12]。なお、2008年9月の本拠地でのプレストン・ノースエンドFC戦、2009年3月の敵地のプリマス・アーガイルFC戦のリーグ戦2試合で得点を挙げている。

プレミアリーグ昇格を果たした2009-10シーズンは、負傷に苦戦してシーズンを終了すると、2009年5月11日に契約満了によって100試合以上出場したバーンリーから退団することになった[13]

ウィガン

2010年8月23日にウィガン・アスレティックFCと1年契約を締結。弟のガリーと久しぶりに再会し、1980年代のウォーレン (Warren)とウェイン (Wayne)のアスピノール (Aspinall)兄弟以来のウィガンでプレーする兄弟となった[14]。翌24日にリーグカップ2回戦のハートリプール・ユナイテッドFC戦 (3-0)において、90分フル出場で公式戦初出場、2010年10月16日に敵地セント・ジェームズ・パークで行われた古巣ニューカッスル戦 (2-2)でリーグ初出場を飾る。2010-11シーズン終了に伴い契約満了で退団した[15]

バーミンガム

セント・アンドルーズ・スタジアムで練習するコールドウェル (2011)

2011年7月7日、チャンピオンシップに降格したバーミンガム・シティFCと2年契約を締結する[15]2011-12シーズン開幕戦のダービー・カウンティFC戦 (1-2)で初出場[16]、8月14日にリーグカップのバーネットFC戦で初得点を記録[17]。クラブ史上50年ぶりの欧州カップ戦であるUEFAヨーロッパリーグ 2011-12プレイオフのCDナシオナル (ポルトガル1部)との第1戦において、頭でシュートを放つもポストに弾かれた[18]

バーミンガム加入してからは、カーティス・デイヴィスとのコンビでチームを支えていたが、2012-13シーズン最後の2ヶ月間を主に左サイドバックを務めていたポール・ロビンソンに定位置を明け渡し、シーズンを終了した。更に、シーズン終了後に若返りを図る方針により、1年の契約延長オプションが行使されないことが判明した[19]

トロント

2012-13シーズン終了後、バーミンガムとの契約期間満了まで残り数週間となった2013年5月7日にメジャーリーグサッカー (アメリカ1部)のトロントFCへ期限付き移籍に出される[20]。5月18日のコロンバス・クルー戦 (0-1)において、先発で初出場を飾ったコールドウェルは、デビュー戦を落とし「ひどく失望した」とものとなった[21]が、4バックの一角として失点数の減少に貢献したことが評価され、バーミンガムとの契約満了後の2013年7月2日に2年半契約で完全移籍を果たす[22][23]と、守備だけでなく、7月3日のモントリオール・インパクトとの重要な一戦 (3-3)で初得点を挙げ、活躍を見せた[24]。トロント加入以来、中心選手としてチームを牽引する姿勢によって、7月13日に主将のダレン・オディーが移籍以降は主将を引き継いでおり[25]、12月には、クラブのニュースサイトWaking the Redの読者投票[26]に加え、サポーターズグループRed Patch Boysから2013年度の最優秀選手に選出された[27]

代表

スコットランド代表としては、2001年4月25日にズジスワフ・クシシコビアック・スタジアムでのポーランド戦 (1-1)で初出場[28]を飾って以来、2011年2月のネイションズカップ英語版での北アイルランド戦までの12試合に出場し、2003年2月12日のハムデン・パークでのアイルランド共和国戦 (0-2)が本拠地でのデビュー戦だった。

2006 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選では、キシナウジンブル・スタジアムで行われたモルドバ戦 (1-1)、ツェリェアレーナ・ペトロールで行われたスロベニア戦 (0-3)の2試合に出場。2010 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選は、ノルウェー戦 (0-4)での1試合のみだった。

個人成績

クラブでの出場記録

出典:[29][30]

クラブ シーズン 国内リーグ カップ リーグカップ 国際大会 合計
所属リーグ 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
ニューカッスル 1998-99 プレミアリーグ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1999-2000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
2000-01 9 0 0 0 1 1 - 10 1
2001-02 0 0 0 0 0 0 3 0 3 0
2002-03 14 1 0 0 1 0 2 0 17 1
2003-04 5 0 0 0 1 0 1 0 7 0
合計 28 1 0 0 3 1 6 0 37 2
ブラックプール (loan) 2001-02 ディヴィジョン2 6 0 - - - 7[a] 1
合計 6 0 - - - 7 1
ブラッドフォード (loan) 2001-02 ディヴィジョン1 9 0 - - - 9 0
合計 9 0 - - - 9 0
リーズ (loan) 2003-04 プレミアリーグ 13 1 - - - 13 1
合計 13 1 - - - 13 1
サンダーランド 2004-05 チャンピオンシップ 41 4 1 0 2 1 - 44 5
2005-06 プレミアリーグ 24 0 0 0 2 0 - 26 0
2006-07 チャンピオンシップ 11 0 0 0 0 0 - 11 0
合計 76 4 1 0 4 1 - 81 5
バーンリー 2006-07 チャンピオンシップ 17 0 - - - 17 0
2007-08 29 2 1 0 2 0 - 32 2
2008-09 45 2 4 0 5 0 - 57[b] 2
2009-10 プレミアリーグ 13 1 0 0 0 0 - 13 1
合計 104 5 5 0 7 0 - 119 5
ウィガン 2010-11 プレミアリーグ 10 0 2 0 3 0 - 15 0
合計 10 0 2 0 3 0 - 15 0
バーミンガム 2011-12 チャンピオンシップ 43 0 3 0 0 0 6 0 52 0
2012-13 34 1 2 0 2 1 - 38 2
合計 77 1 5 0 2 1 6 0 90 2
トロント 2013 メジャーリーグ 23 1 - - - 23 1
2014 21 0 3 0 - - 24 0
2015 2 0 0 0 - - 2 0
合計 46 1 3 0 - - 49 1
キャリア通算成績 369 13 16 0 19 3 16 1 420 17
a. ^ フットボールリーグトロフィー1試合1得点を含む
b. ^ フットボールリーグ・チャンピオンシッププレーオフ3試合0得点を含む

代表での成績

出典:[31]

スコットランド代表
出場 得点
2001 1 0
2003 1 0
2004 3 0
2005 3 0
2006 1 0
2009 1 0
2010 1 0
2011 1 0
Total 12 0

獲得タイトル

クラブ

サンダーランドAFC

脚注

  1. ^ "Big brother Steven is still on a Cup high, raves Gary Caldwell"
  2. ^ "Newcastle 4-3 Bradford" BBC Sport
  3. ^ "Newcastle outsmart Boro"
  4. ^ "Blackpool 3-2 Stoke" BBC Sport
  5. ^ "Newcastle build with Bridges"
  6. ^ "Blackburn 1-2 Leeds" BBC Sport
  7. ^ "Caldwell to join Sunderland"
  8. ^ "Caldwell heads Sunderland up"
  9. ^ "Burnley captain Steven Caldwell ready to answer Scotland's call against Norway"
  10. ^ "Coventry in for Caldwell"
  11. ^ "Burnley clinch deal for Caldwell"
  12. ^ "Burnley 1 Sheffield United 0: Caldwell’s plotting survival bid"
  13. ^ "Burnley captain Steven Caldwell to leave Turf Moor"
  14. ^ "Steven Caldwell joins brother Gary at Wigan"
  15. ^ a b "Defender Steven Caldwell moves to Birmingham City"
  16. ^ "Derby 2-1 Birmingham" BBC Sport
  17. ^ "Birmingham City 5 Barnet 1: Colin Tattum's big match verdict, player ratings and picture gallery"
  18. ^ "Nacional 0, Birmingham City 0: Colin Tattum's big match verdict and player ratings"
  19. ^ "Birmingham City: Steven Caldwell to go in St Andrew's shake-up"
  20. ^ "Birmingham: Steven Caldwell headed to Toronto FC on short-term loan"
  21. ^ "Columbus Crew continue mastery over Toronto FC with win at BMO Field"
  22. ^ "Toronto FC sign defender Steven Caldwell, acquire midfielder Michael Thomas from Sporting KC"
  23. ^ "Toronto FC extend Steven Caldwell's stay"
  24. ^ "Impact erase 2-goal deficit to salvage draw with Toronto FC"
  25. ^ "Toronto FC announce Darren O'Dea set to transfer as midseason changes to continue"
  26. ^ "Toronto FC 2013 Top 36 Countdown: Number 1 - Steven Caldwell"
  27. ^ "Toronto FC's Caldwell confident team is on upswing"
  28. ^ "Caldwell can be new 'Braveheart'"
  29. ^ Steven Caldwell”. soccerbase. 2015年6月6日閲覧。
  30. ^ S. CALDWELL”. soccerway. 2015年6月6日閲覧。
  31. ^ Steven Caldwell”. eu-football. 2015年6月6日閲覧。

外部リンク


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