RIBBとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > RIBBの意味・解説 

RIBB

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 05:17 UTC 版)

RIBB(Regional Internet BackBone:地域間相互接続実験プロジェクト)はJapan Gigabit Network(JGN)を利用する地域間相互接続、連携推進プロジェクトである。ITRC(日本学術振興会産学協力研究委員会インターネット技術第 163 委員会)の分科会でもある。1999年発足、2011年終了。

概要

1999年のJGN誕生をきっかけに地域間の相互接続、連携を推進するプロジェクトとして林英輔を代表として RIBB が発足した。地域ネットワーク系のコミュニティが集結し、広域分散インフラ、広帯域アクセス、地域型アプリケーションにフォーカスした共同実験・人材交流を展開した。2003年1月時点で39組織が参加し、当時のJGNのプロジェクトとして最大規模を誇る。広域分散ファイルシステムの開発、RingServer Project on RIBB、日食ほか各種地域イベントの映像伝送が行われた。

2004年にJGN2(JGN-II)の運用が開始されるのと歩調を合わせて名称がRIBB-IIに変更。ITRCの地域ネットワーク活動分科会(RNA)と統合する。2006年1月時点で30組織がJGN-IIを経由して相互接続し、次世代IX研究会(distix)によるMPLS-IXがバックボーンとして用いられた。さっぽろ雪まつりや日食映像中継 Live!Eclipseの伝送実験が行われ、定常動画配信を行うためのHigh DefinitionVideo配信網が構築された。

フォーカスがインフラからアプリケーションへとシフトし、地域連携ワークショップが毎年開催された。2008年にJGN2plus(JGN II+)の運用が開始されると同時にRIBB-IIIとなり、より広範なテーマを扱うこととなる。ITRC第3期の終了を契機として、RIBB は組織を発展的解消。2011年1月に富山で最後のワークショップが開催された。一部の活動はRICC(地域間インタークラウド分科会)に引き継がれている。

沿革

  • 1999年5月: 麗澤大学新宿オフィスにてRIBB(RIBB-I)決起大会。
  • 2004年7月: 地域ネットワーク連携ワークショップ2004 in京都開催。RIBB-II開始。
  • 2008年4月: RIBB-III開始。
  • 2011年1月: RIBB Final Workshop in Toyama 開催。発展的解散。

外部リンク

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「RIBB」の関連用語

RIBBのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



RIBBのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのRIBB (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS