ムーバーンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ムーバーンの意味・解説 

ムーバーン

(Muban から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/07 22:51 UTC 版)

ムーバーン(Muban; タイ語: หมู่บ้าน タイ語発音: [mùː.bâːn])はタイ語ラオス語の語彙で村という意味。ムーという〈集まり〉を意味する言葉と、バーンという〈家〉を意味する言葉からなる。略してバーンという言い方もされ、ラオスではバーンの語が地方行政区分として使われている。

タイにおいては、ムーバーンは正式にはバーンと略されないで使われる。こちらもラオスと同じく地方行政の単位で、タンボン(町)の下位にあり、地方行政最下位の組織である。通常「村」と訳される。ラーマ5世チャックリー改革によりモントンと呼ばれる制が確立されたときに、現在のムーバーンの形態が確立していた。この行政区の長の村長(ผู้ใหญ่บ้าน)は住民から直接選挙によって選ばれ、その他2名の村人がその秘書となる。モントン成立当時から、この村長の選挙には男女参加の選挙が行われていたという。しかしながら、村の行政は村長に任せっきりになっており、秘書などの人材は有効には使われていないといわれる。なお、バンコクでムーバーンというと路地裏を中心とする一つの住宅街のことを意味する。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ムーバーン」の関連用語

ムーバーンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ムーバーンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのムーバーン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS