大アルカナ
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大アルカナ(だいアルカナ、major arcana)は、タロットの一組78枚のうち22枚を構成する寓意画が描かれたカードを指す。
- ^ この部分の出典は『トランプとタロット』(平凡社カラー新書1978林宏太郎)で同書には「アリエ」とあるがおそらく誤植で"aether"のカタカナ表記だったと思われる。
- ^ セフィロトの経路とカードの関係についてもその組み合わせは多くの説がある。
- ^ 入れ替えた理由は、占星術との関係からみてカードが12星座の順に並ぶように考慮したためであるが、アレイスター・クロウリーはその件について「良くないことだ」として非難している。
- ^ 誤った表現が散見されるが、8番と11番が入れ替わったものが全て「黄金の夜明け団」の系統というわけではなく、逆に「黄金の夜明け団」と関係したものでもマルセイユ版と同様の伝統的な順番になっているものもある。小アルカナの数札に付与された絵柄についても然り。これらの特徴は「黄金の夜明け団」の影響ではなく、「ウェイト版」の影響というのが実態に即して適切である。
- ^ エッティラは愚者のカードを大アルカナでも小アルカナでもない第三のカテゴリーと考えたか、あるいは大アルカナと小アルカナの区別を認めなかったのか、いずれかであるが、このような考えは以後のオカルチストらには踏襲されず、以下のほとんどの研究家たちは愚者のカードを大アルカナに含めている。
- ^ 「愚者」を「審判」と「世界」の間に置く並べ順は、各カードに対応させたヘブライ文字のアルファベット順に合わせたものである。
- ^ ウェイトは0番(愚者)を初めて20番と21番の間に置いたとの説があるがこれは誤りで、ウェイトは0番(愚者)を大アルカナの最初に置いた。初めて20番と21番の間に置いたのはパピュスである。
- ^ マルセイユ版などに基づく伝統的な解釈とは大きく食い違っている部分があるので注意が必要である。
- ^ 大雑把には7系統、細かい違いも数えれば22もの説がある。パピュスの説はカバラ文献の『形成の書』に基づくとの説があるが誤りで、エッティラの説を微修正したものである。また「黄金の夜明け団」の説の説では7惑星12星座が19枚の大アルカナに配当され、残る3枚が水火風の3元素に対応しているが、この3枚の元素カードに天海冥の3惑星を当てたのはポール・フォスター・ケースである。ほとんどが欧米人であるが日本では辛島宜夫とアレクサンドリア木星王の2大タロット師が有名である。辛島の説はメアリー・ベックウィズ・コーエンの説を独自に修正したもの、木星王はC・C・ザインの説を微修正して採用していた。日本では他にアビーネ藍、エトワール舟黎、弦エニシもそれぞれ独自説だが、ともに辛島の説を微修正したものである。アビーネ藍は二つの説を紹介しておりもう一つはスニー・イデルスの説を微修正したものである。
- 1 大アルカナとは
- 2 大アルカナの概要
- 3 概要
- 4 関連項目
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