ジョン・グッディヤーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジョン・グッディヤーの意味・解説 

ジョン・グッディヤー

(John Goodyer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/17 05:48 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ジョン・グッディヤー(John Goodyer、1592年 - 1664年)は、イギリス植物学者である。

略歴

ハンプシャー州のアルトンに生まれた。ウスターの司教などを務めたトーマス・ビルソンの屋敷で働いた。ドロックスフィールド住んだ後、1625年からビルソンから与えられたピータースフィールドの屋敷に住んだ。

当時のイギリスで最も知られた本草家(ハーバリスト)で、若い頃から植物に強い関心を持っていた。住居の庭に国内の植物や外国の植物を育て研究した。北アメリカ原産の飼料用作物、キクイモのイギリスへの導入に貢献した。ハンプシャーやイギリス各地を希少植物を探して旅し、発見やその観察結果を記録した。

ジョン・パーキンソンジョン・レイらの、多くの植物学者や園芸家と交流し、その薬用植物に関する、深い知識から、人々から医師だと思われていた。ジョンストン(Thomas Johnstone)とジョン・ジェラードの『本草書または植物の話』("The Herball or Generall Hiftorie of Plantes")の改訂版を編集し、1624年頃までに古代ギリシアテオプラストスの『植物誌』("Historia Plantarum")の翻訳を行った。1652年から1655年までかけて、ペダニウス・ディオスコリデスの『薬物誌』を翻訳するが、出版者を見つけられず、出版されたのは20世紀になってからである[1]

ラン科の属名、Goodyera(和名:シュスラン属)は彼に因んで命名された。

脚注

  1. ^ Robert T. Gunther: The Greek Herbal of Dioskurides Illustrated by a Byzantine A.D. 512. Englished by John Goodyer A.D. 1655. New York 1934.

参考文献

  • Robert Theodore Gunther: Early English Botanists and their Gardens. Oxford, 1922



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジョン・グッディヤー」の関連用語

ジョン・グッディヤーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジョン・グッディヤーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョン・グッディヤー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS