遮断 (水文学)
遮断(しゃだん、英語: interception)とは、森林において無機質土壌層に達する前に降水が林冠または林床に付着したのち蒸発したり、一部は植物体内に吸収されたりすることである[1]。遮断は、森林地域における蒸発散の原因として、蒸散の次に主要なものである[2]。
林冠における遮断を林冠遮断、林床における遮断を林床遮断という[1]。
降雨遮断
降雨遮断(rainfall interception)とは、森林において降雨の一部が樹冠やリター層に捕捉されることである[3]。このうち、樹冠における降雨遮断は樹冠遮断、リター層における降雨遮断はリター遮断という[3]。
森林への降雨(林外雨)は、樹冠通過雨[注釈 1]や樹幹流[注釈 2]として林床に到達するものもあれば、樹冠から蒸発する(遮断損失[注釈 3])ものもある[6]。林外雨量を
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