ホンダ・ロードパルとは? わかりやすく解説

ホンダ・ロードパル

(Honda Express から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/29 15:53 UTC 版)

ロードパル(roadpal)は、本田技研工業が1976年から1983年にかけて製造販売していた、排気量50ccの原動機付自転車のブランド名である。主な利用者として女性を想定しており、軽量で小さいので取り扱いやすく、ゼンマイ方式でエンジンが始動できるのでエンジンが始動しやすく、手頃な価格という特徴を備えた車種である。


注釈

  1. ^ 1970年代のロードパル開発当時は、近年言われているような「普通自動二輪(中型二輪)免許の試験は実技試験があるけれど、原付免許の試験は学科試験だけ」などという差異を利用して女性を誘導しようとしていたのでは無い。そもそも1965年までに普通自動車の免許を取得した人は、その免許で二輪自動車(自動二輪)の全ても運転することができた。(1965年までに四輪の普通自動車免許を取得していれば、750cc以上のオートバイも含む全てのオートバイを運転できた。つまりその後に「限定解除」と呼ばれるようになった枠の運転免許まで「オマケで(勝手に)付いていた」のである。オートバイにまたがるような実技試験を一度も受けていなくても、オートバイの「限定解除」の免許がオマケでついていたのである)。したがって1965年までに四輪の普通自動車免許を取得した日本女性たちは全員「限定解除」の状態だったのである。1970年代のロードパル開発当時、何が課題で何をしようとしていたのかというと、当時すでに普通自動車免許を持っている多くの日本女性たちが、法制度上は750ccや1000ccのオートバイでも運転でき、もちろん250ccや100ccのオートバイでも運転できるというのに、現実には50ccのスーパーカブすら所有せず運転しようとしていない、オートバイ全般をひどく嫌がっている、それほど嫌われている理由は何か? 何を変えれば嫌われる理由を解消できるか? という課題を解決しようとしたのである。[独自研究?]
  2. ^ 当時の比較対象を挙げると、1976年4月にマイナーチェンジを実施されたスーパカブ50スタンダードの標準現金価格が94,000円、ギアチェンジの必要がない無段変速車では翌1977年4月に発売されたバリエが99,000円。

出典

  1. ^ 実際の車重は44kgとオートバイとしても非常に軽量であるが、当初は20kg台を目標とされた[4]
  2. ^ 最小回転半径1.5m[1]
  3. ^ 当時の自転車2台分となる5万円台を目標とした[4]
  4. ^ 国内販売で50ccは、当時の2輪車販売台数の84%を占めた[5]
  5. ^ このフレーズは演出した大林宣彦が現場のノリで指示したといわれている。[要出典]
  6. ^ 当時社名。現社名のスズキへの改称は1990年
  7. ^ 標準現金価格\78,000。


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