ギスパクローツとは? わかりやすく解説

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ギスパクローツ

(Gispaxlo'ots から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2007/03/04 01:32 UTC 版)

ギスパクローツ Gispaxlo'otsは、カナダ、ブリティッシュコロンビア州のツィムシアン・ネイションの14部族のうちのひとつであり、またまた、もともとはスキーナ川下流域におり、現在はラッカラームス(別名、ポートシンプソン)に居住して「ツィムシアン9部族連合」を形成している9部族のひとつでもある。ギスパクローツの名は、文字通りに取れば"エルダーベリーの地の人びと"という意味である。彼らの伝統的なテリトリーには、テラスプリンスルパートのあいだのスキーナ川沿いの地域が含まれる。ハドソン湾会社がラッカラームスにフォートを建設した1834年以降、彼らはそこに拠点を移している。伝統的には、偉大な指導者であったチーフLigeexの功績と富により、ギスパクローツ部族は、ツィムシアン族の諸部族のなかで最も勢力が強かった。ラッカラームスもまたギスパクローツ部族のテリトリーの一部である。

王族のイエであり、ラクスギーク(ワシ・クラン)に属するLigeexのイエに加えて、ギスパクローツ部族の他のイエ集団としては、以下のイエがある:

  • House of Spooxs -- ラクスギーク (ワシ・クラン) (このイエには、今日では、キッツムケイラム部族のコミュニティと宴席関係をもつメンバーがいる。)
  • House of Suhalaayt -- ギスプドワダ (オルカ・クラン) (このイエに属していたトーテムポールが、1930年代まではラッカラームスに建っていた)
  • House of T'amks -- ギスプドワダ (1916年のその死まで、アーサー・ウェリントン・クラーがそのチーフであった)
  • House of 'Wiigyet -- Gispwudada (オルカ・クラン)

ウィリアム・ベイノンの1935年の記録によれば、ラッカラームスにいるギスパクローツの人びとには、18人のギスプドワダ(オルカ・クラン、2つのイエ集団)、24人のガナーダ(ワタリガラス・クラン、1つのイエ集団)、63人のラクスギーク(ワシ・クラン、6つのイエ集団)がいた。

ギスパクローツ部族 Gispaxlo'ots出身の著名人

書誌

  • Barbeau, Marius (1950) Totem Poles. 2 vols. (Anthropology Series 30, National Museum of Canada Bulletin 119.) Ottawa: National Museum of Canada.
  • Garfield, Viola E. (1939) "Tsimshian Clan and Society." University of Washington Publications in Anthropology, vol. 7, no. 3, pp. 167-340.
  • McDonald, James A. (2003) People of the Robin: The Tsimshian of Kitsumkalum. CCI Press.



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