Elephant (1989 film)とは? わかりやすく解説

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エレファント (1989年の映画)

(Elephant (1989 film) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/30 03:34 UTC 版)

エレファント
Elephant
監督 アラン・クラーク
製作 ダニー・ボイル
撮影 フィリップ・ドーソン
ジョン・ウォード
編集 ドン・オドノヴァン
配給 BBC北アイルランド支局
公開 1989年1月25日(英)
上映時間 39分
製作国 イギリス
言語 英語
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エレファント』(Elephant)は、1989年に公開されたイギリス短編テレビ映画アラン・クラーク監督、ダニー・ボイル製作。

北アイルランド紛争を題材としているが、セリフはほとんどなく、状況も明示されずに淡々と18件の殺人が描かれるのみである[1]。歩く姿をカメラが後方から追いかけるフォロー・ショットを効果的に多用している[2]。タイトルは北アイルランドの作家バーナード・マクラバティ英語版の「(北アイルランドに暮らすということは)象と同じ部屋に暮らすようなものだ」という言葉から取られている[3][4]。なお、いくつかの資料は本作の脚本にマクラバティの名を挙げているが誤り[3]

2003年に製作されたガス・ヴァン・サント監督の同名の映画は本作からタイトルを取っている。ヴァン・サントはクラークが故人であったためボイルに問い合わせ了承を得た。フォロー・ショットを多用する点などが共通する[2]

脚注

  1. ^ Taylor, Rumsey (2017年8月10日). “The In-Your-Face Films of Alan Clarke”. The New York Times. 2019年9月19日閲覧。
  2. ^ a b Schonig, Jordan (2018), “The chained camera: on the ethics and politics of the follow-shot aesthetic”, New Review of Film and Television Studies (Routledge) 16 (3): 264-294, https://www.academia.edu/36800383/The_chained_camera_on_the_ethics_and_politics_of_the_follow-shot_aesthetic 2019年9月19日閲覧。 
  3. ^ a b Russell, Richard Rankin, ed (2014). Bernard MacLaverty: New Critical Readings. A&C Black. pp. 6-7. https://books.google.co.jp/books?id=DyseAwAAQBAJ&pg=PA6 2019年9月19日閲覧。 
  4. ^ 英語で「部屋の中の象」は、周知の事実でありながら誰もそれに触れたがらないものの例え。

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