Apple M3 Proとは? わかりやすく解説

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Apple M3 Pro

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/21 13:07 UTC 版)

Apple M3 Pro
生産時期 2023年10月30日から
設計者 Apple
生産者 TSMC
CPU周波数 から 4.05 GHz
アーキテクチャ AArch64
命令セット ARMv9-A
コア数 12コア 高性能コア x6, 高効率コア x6
前世代プロセッサ Apple M2 Pro
トランジスタ 370億
L1キャッシュ 高性能コア 192KB, 128KB
高効率コア 128KB, 96KB
L2キャッシュ 高性能コア 32MB
高効率コア 4MB
GPU Apple独自設計 18コアまたは14コア
コプロセッサ Neural Engine
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Apple M3 Proは、2023年10月30日に発表された、AppleがMac向けにARMアーキテクチャのライセンスを受けて設計したシステムオンチップ(SoC)である。

TSMCの3nmプロセスで製造されている[1][2]

本SoCの上位版にあたるApple M3 Maxとは、CPUとGPUのコア数およびメモリの帯域と容量で区別されている[2]

仕様

CPU

12コア(高性能コア x6, 高効率コア x6)および11コア(高性能コア x5, 高効率コア x6)の構成が存在する[2]

GPU

18コア(もしくは14コア)のApple独自設計によるGPUにはハードウェア・アクセラレーテッド・レイトレーシングやハードウェア・アクセラレーテッド・メッシュ・シェーディング機能が搭載されている[2]

その他

M2 Pro搭載のものより15%速い16コアNeural Engine、次世代Secure EnclaveProResアクセラレータやHEVCエンコーダ、AV1デコーダなどの専用処理回路メディアエンジンを搭載しておりThunderbolt 4コントローラなども搭載されている。

M3 Proチップはユニファイドメモリ構造であり、CPUやGPUといったチップ内すべてのコンポーネントがメモリアドレスを共有している。メモリには3チャンネルで合計150GB/sの帯域を実現する、LPDDR5-6400 SDRAM、18GBと36GBの2構成が採用される[1]

搭載モデル

Apple M3 Proチップは、2023年10月に発表されたMacBook Proに搭載されている[3]

関連する同世代SoC

以下の表はAppleの同世代マイクロアーキテクチャに基づいた各種SoCを示している。

チップ名 CPUコア数(高性能+高効率) GPUコア数 メモリ (GB) トランジスタ数
A17 Pro 6 (2+4) 6 8 190億
M3 8 (4+4) 8 8 - 16 - 24 250億
10
M3 Pro 11 (5+6) 14 18 - 36 370億
12 (6+6)
18
M3 Max 14 (10+4) 30 36 - 96 920億
16 (12+4) 40 48 - 64 - 128

脚注




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