ADABAS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/10/04 00:46 UTC 版)
ADABAS(アダバス)は、ドイツのソフトウェアAGが開発した関係型データベース管理システム。エドガー・F・コッドによる関係データベース理論の提唱前に開発され、純粋な関係データベース管理システムとは大きく異なるため「関係『型』」とされる。名称は Adaptable DAtaBAse System の頭文字に由来する。
解説
長所として、ネストを許容するため少ない記憶容量で済む点が挙げられる(開発当時、動作対象のメインフレームはメモリやディスクが高価であった)。一方、短所としてSQLが実装されていない点が挙げられる。
開発の際は、専用の4GL(第四世代言語)であるNaturalを使うか、高級言語から専用のAPIを使用する必要がある。
日本では、ビーコンインフォメーションテクノロジー(ビーコンIT、当時の社名はソフトウェアエージ・オブ・ファー・イースト)が販売していた。現在は開発元ソフトウェアAGの日本法人が販売およびサポートを行っている。
種類
- ADABAS C
当初メインフレームで開発され、オープン環境にも移植された。
- ADABAS D
純粋なRDBMS。ADABAS Cと互換性がない代わりに、標準的なSQLが利用可能である。RDBMSであるSUPLAからブランチした。SUPLAは現在でも販売されている。SAPに売却され、R/3用に改修を受けて、SAPDBとしてオープンソース公開されている。MySQL社がMaxDBとして販売していたが、2007年11月3日、ビジネスをSAPに戻すことを発表している。ADABAS Dそのものは現在でもソフトウェアAGが販売している。機能限定のパーソナル版をサイトからダウンロード可能である。
固有名詞の分類
- ADABASのページへのリンク