2016年リオデジャネイロオリンピックの馬術競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/22 07:02 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動2016年リオデジャネイロオリンピックの馬術競技(2016ねんリオデジャネイロオリンピックのばじゅつきょうぎ)は国際馬術連盟(FEI)管轄の下で2016年8月にブラジル・リオデジャネイロのオリンピック馬術センターで開催されたオリンピックの馬術競技である。前回大会同様、障害馬術(障害飛越)・馬場馬術・総合馬術の個人団体計6種目で開催された。
競技結果[1]
馬場馬術
25か国から60人馬(うち11か国44人馬は団体戦にも出場)が出場した。日本は地区予選で団体戦の出場枠を獲得したため、4人馬が出場した。1日目(8月10日)と2日目(8月11日)は個人と団体の予選を兼ねてグランプリが実施された。3日目(8月12日)のグランプリ・スペシャルは団体決勝と個人予選を兼ねる。最終日(8月15日)には個人決勝として、グランプリ・フリースタイルが実施された。
総合馬術
24か国から65人馬(うち13か国51人馬は団体戦にも出場)が出場した。日本はFEI五輪ランキングにより2人馬の出場枠を獲得した。1日目(8月6日)と2日目(8月7日)の馬場馬術競技、3日目(8月8日)のクロスカントリー、最終日(8月9日)の障害飛越競技の順で実施された。日本勢では大岩義明とザ・デュークオブカヴァンのペアが最終日まで進出し、個人20位の成績を収めた。
障害飛越
27か国から75人馬(うち15か国60人馬は団体戦にも出場)が出場した。日本は地区予選で団体戦の出場枠を獲得したため、4人馬が出場した。個人戦と団体戦を兼ねて5ラウンドの競技が行われた。1日目(8月14日)は個人予選として実施され、2日目(8月16日)は個人と団体の予選を兼ねる。3日目(8月17日)は団体決勝と個人予選を兼ねて実施された。団体決勝では予選との通算成績で3位タイに
ドイツと
カナダが並んだため、ジャンプオフにより
ドイツが銅メダルを獲得した。最終日(8月19日)に個人決勝として2ラウンドの競技が行われた結果、6組の人馬が2ラウンドとも減点0の成績で並んだため、ジャンプオフにより最終順位を決定した。
| 種目 | 金 | 銀 | 銅 |
|---|---|---|---|
| 馬場馬術個人 | イギリス (GBR) |
ドイツ (GER) |
ドイツ (GER) |
| 馬場馬術団体 | ズンケ・ローテンベルガー&Cosmo ドロテ・シュナイダー&Showtime FRH クリスティナ・シュピーレ&Desperados FRH イザベル・ワース&Weihegold Old |
スペンサー・ウィルトン&Super Nova II フィオナ・ビッグウッド&Orthilia カール・ヘスター&Nip Tuck シャーロト・ドュジャーデーン&Valegro |
アリソン・ブロック&Rosevelt ケイシー・ペリー=グラス&Dublet ステファン・ピーターズ&Legolas 92 ローラ・グレイヴス&Verdades |
| 総合馬術個人 | ドイツ (GER) |
フランス (FRA) |
アメリカ合衆国 (USA) |
| 総合馬術団体 | カリム・フローラン・ラグワァグッツ&ENTEBBE ティボー・ヴァレット&QING DU BRIOT マチュー・ルモワーヌ&BART L アスティ・ニコラ&PIAF DE B'NEVILLE |
ユリア・クライエフスキー&SAMOURAI DU THOT サンドラ・アウファルト&OPGUN LOUVO イングリッド・クリムケ&HALE-BOB OLD ミヒャエル・ユング&SAM FBW |
シェーン・ローズ&CP QUALIFIED スチュワート・ティニー&PLUTO MIO サム・グリフィス&PAULANK BROCKAGH クリストファー・バートン&SANTANO II |
| 障害飛越個人 | イギリス (GBR) |
スウェーデン (SWE) |
カナダ (CAN) |
| 障害飛越団体 | フィリップ・ロジエ&Rahotep de Toscane ケヴィン・ストゥート&Reveur de Hurtebise ロジェ=イヴ・ボスト&Sydney une Prince ペネロペ・ルプレヴォス&Flora de Mariposa |
ケント・ファーリントン&Voyeur ルーシー・デイビス&Barron マクレイン・ワード&Azur ビージー・マッデン&Cortes'C' |
クリスチャン・アールマン&Taloubet Z メレディス・マイケルズ=ベアーバウム&Fibonacci ダニエル・ドイサー&First Class ルドガー・ベールバウム&Casello |
国・地域別のメダル獲得数
| 順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 2 | 2 | 6 | |
| 2 | 2 | 1 | 0 | 3 | |
| 2 | 1 | 0 | 3 | ||
| 4 | 0 | 1 | 2 | 3 | |
| 5 | 0 | 1 | 0 | 1 | |
| 6 | 0 | 0 | 1 | 1 | |
| 0 | 0 | 1 | 1 | ||
| 合計 | 6 | 6 | 6 | 18 | |
脚注
- ^ Veronica Costa (2016年8月19日). “Rio 2016 Results Book, Equestrian, 6 - 19 August”. 2016年9月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月22日閲覧。
外部リンク
- 国際オリンピック委員会 - 2016 馬術公式結果
- Annex F – 2016 Olympic Competition Timetable
ウィキニュースに関連記事があります。リオデジャネイロオリンピックの総合馬術はドイツのミヒャエル・ユング選手が連覇、日本の大岩選手は20位 【2016年8月11日】
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