1992年アルベールビルオリンピックのノルディック複合競技とは? わかりやすく解説

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1992年アルベールビルオリンピックのノルディック複合競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/15 15:39 UTC 版)

1992年アルベールビルオリンピックノルディック複合競技(1992ねんアルベールビルオリンピックのノルディックふくごうきょうぎ)の詳細を記す。

概要

1992年2月12日から18日の間に、15km個人と3x10km団体の2種目が行われた(男子のみ)。

個人

15km個人は2月12日に行われ、フランスファブリス・ギーが優勝、ノルディック複合競技でフランス勢初の金メダルを獲得した。更に、2位には同じフランスのシルバン・ギョームが続き、ワン・ツーフィニッシュを達成した。

団体

3x10km団体は2月17日にジャンプ、18日に距離が行われた。

前半のジャンプでは、日本チーム(三ヶ田礼一河野孝典荻原健司)が好記録を連発し、2位のオーストリアに時間にして2分27秒の大差をつけた。

翌日、日本の第1走者は三ヶ田礼一。個人戦で、前半ジャンプで2位につけながら、後半の距離では足が止まり、最下位に沈んだ三ヶ田だったが、この日の滑りは快調だった。個人戦で足が止まる原因となった湿った重い雪が、この日は滑りやすいサラサラ雪になっており、距離が比較的苦手な日本選手にとって、有利な条件となっていたのである。三ヶ田は、2位との差を20秒程度縮められただけで、第2走者、河野孝典に引き継ぐ。このあたりから、ジャンプでは下位に沈んでいたクロスカントリー王国、ノルウェーが追い上げ、2位のオーストリアに迫ってきていた。河野も快調に飛ばし、最終走者、日本チームのうちでクロスカントリーを最も得意にする荻原に引き継いだ。

2位グループ、ノルウェーとオーストリアは必死に追い上げるが、荻原が8.5km地点を通過した時点で、600m以上の差がついていた。そして、ゴールまであと100m付近で、荻原は、国旗・日の丸を受け取り、それを振りながらゴール。1972年札幌オリンピックスキージャンプ70m級の笠谷幸生以来の金メダルを日本にもたらした。

各国の獲得メダル

国・地域
1 フランス 1 1 0 2
2 日本 1 0 0 1
3 ノルウェー 0 1 0 1
4 オーストリア 0 0 2 2

競技結果

※2位以下は1位との差で示した。

個人

1992年2月12日

順位 選手名 国・地域 記録
1 ファブリス・ギー フランス 43分45秒4
2 シルバン・ギョーム フランス +48秒4
3 クラウス・ズルツェンバッハ オーストリア +1分06秒3
7 荻原健司 日本 +1分57秒4

団体

1992年2月17日 - 18日

順位 国・地域 選手名 記録
1 日本 三ヶ田礼一河野孝典荻原健司 1時間23分36秒5
2 ノルウェー クヌート・トーレ・アペランフレッド・ボーレ・ルンベルクトロント=アイナル・エルデン +1分26秒4
3 オーストリア クラウス・オフナーシュテファン・クライナークラウス・ズルツェンバッハ +1分40秒1

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