.45GAP弾とは? わかりやすく解説

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.45GAP弾

(.45GAP から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/22 03:46 UTC 版)

.45GAP弾
種類 拳銃弾
原開発国  オーストリア
アメリカ合衆国
使用史
使用期間 2003年–現在
製造の歴史
設計者 Ernest Durham
設計時期 2002年11月
製造者 CCI/Speer
生産期間 2003年–現在
特徴
元モデル .45ACP
薬莢形状 リムレス, ストレート
弾丸 .451 in (11.5 mm)
薬莢長 .755 in (19.2 mm)
全長 1.070 in (27.2 mm)
雷管のタイプ Small pistol
最大圧 23,000 psi (160 MPa)
弾丸性能
弾頭重量/種類 初速 エネルギー
185 gr (12 g) Gold Dot JHP 1,150 ft/s (350 m/s) 543 ft⋅lbf (736 J)
200 gr (13 g) Gold Dot JHP 1,050 ft/s (320 m/s) 490 ft⋅lbf (660 J)
230 gr (15 g) Gold Dot JHP 935 ft/s (285 m/s) 447 ft⋅lbf (606 J)
230 gr (15 g) FMJ-FP 940 ft/s (290 m/s) 451 ft⋅lbf (611 J)
算出時の銃砲身の長さ: 4.49 in
出典: DoubleTap Ammo[1]
.45ACPと.45GAP
.45ACP
.45GAP

.45GAP弾は、オーストリアグロック社.45ACP弾を元に開発した、拳銃用の実包(カートリッジ)である。GAPはGlock Automatic Pistolを表す。

概要

プラスチックフレームを採用したグロックシリーズの.45口径型のために2003年、CCIスピアー社のアーネスト・ダラムによって開発された。アメリカ市場における.45ACP弾ストッピング・パワーへの信頼は現在も根強い[2][3]。しかし、それを使用するグロックシリーズのグロック21でグリップが太くなり、握りにくくなってしまう事態が発生し、それを改善するために弾頭部の口径はそのままに、全長を3mm短くし、初速を若干速めたものである。しかしながら、ストッピング・パワーの低下は最小限に抑える事が出来ている[2][3]

開発から3年後の2007年のSHOTショーで公開となり、本弾薬を使用するM37は、ニューヨークサウスカロライナノースカロライナミズーリジョージアフロリダ等の州警察ハイウェイ・パトロールで制式採用された。しかし、.45ACP弾とは互換性が無く、性能もさほど画期的で無い中途半端な物であるため、民間ではまだ需要はあるが、2019年現在となってはこの弾薬離れが進んでいるという[3]

この弾薬を使用する主な銃

脚注

出典

  1. ^ DoubleTap Ammo .45 GAP page”. 2009年6月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月18日閲覧。
  2. ^ a b ピストル弾薬事典. 並木書房. (2016年1月15日). p. 268. ISBN 978-4-89063-335-7 
  3. ^ a b c 小林宏明 (2019年3月8日). これ以上やさしく書けない 銃の「超」入門. 株式会社学研プラス. p. 238, 239. ISBN 978-4-05-406687-8 



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