風砲とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 風砲の意味・解説 

風砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/14 07:23 UTC 版)

風砲または風力砲とは、ドイツ軍が試作した対空兵器酸素水素を混合した気体へ爆発により高圧を掛け、高圧の空気と水蒸気の塊をパイプを通して噴出させ、目標航空機に向けて吹き付けて撃墜しようという計画であった[1]

全長15メートルもの煙突状の鉄パイプの先端にL字型のノズルが反り立っており、そこから高圧空気が噴出される[要出典]

ヒラースレーベン試験場にて実験が行われ、180メートル先の厚さ25mm角の木材を破壊したとされる[1]。また、エルベ川鉄橋付近に同砲を配備したとも言われるが詳細は不明で[1]一説には連合国軍航空機に対して発射実験を実施したが効果がなかったという。その他、発射ガスに着色しての実験も行われたが[要出典]、実用的性能に達しなかった。

脚注

  1. ^ a b c 歴史群像編集部 「EXTRA NOTE 2:ドイツのトンデモ対空兵器」『歴史群像アーカイブ』VOL.1、学習研究社、2008年、27頁。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「風砲」の関連用語

風砲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



風砲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの風砲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS