関節水腫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/23 06:06 UTC 版)
関節水腫(かんせつすいしゅ、英: Hydrarthrosis)または関節液貯留(かんせつえきちょりゅう)とは、関節内に存在する水分(関節液、滑液)が過剰に存在する病態である[1]。大きく非炎症性、炎症性、化膿性、出血性の4つに分類される[2]。
分類
- 非炎症性
- 変形性関節症、特発性骨壊死、骨端症など
- 炎症性
- 関節リウマチ、偽痛風、痛風など
- 化膿性
- 細菌感染によるもの
- 出血性
- 靱帯損傷、関節軟骨損傷、関節内骨折などの外傷や、血友病によるもの
関節液の性状
粘稠性のある淡黄色澄明:正常
粘稠性の低い黄色混濁:炎症性疾患を示唆する。混濁は白血球による。
膿性(黄色混濁~白色):感染による。混濁は白血球による。
血性(赤いまたは茶色い):出血による。
微白濁:微結晶の析出を示唆する。偽痛風等。
出典
- ^ “関節に水が溜まることについて”. www2.kobe-u.ac.jp (2016年2月1日). 2025年7月21日閲覧。
- ^ 佐藤, 崇翔; 野崎, 太希 (2022-10-31), 特集 画像でみかける偶発的所見のマネジメント2022 ─あなたならどう書く?─ 5 骨軟部 関節水腫, doi:10.15105/GZ.0000003059 2025年7月21日閲覧。
「関節水腫」の例文・使い方・用例・文例
- 關節水腫のページへのリンク