野殿駅とは? わかりやすく解説

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野殿駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/05 16:08 UTC 版)

野殿駅
のどの
黒子
所在地 茨城県真壁郡大田村大字野殿
所属事業者 常総筑波鉄道
所属路線 常総線
駅構造 地上駅
開業年月日 1938年昭和13年)12月1日[1]
廃止年月日 1950年
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野殿駅(のどのえき)は、茨城県真壁郡大田村大字野殿[2]にかつて存在した常総筑波鉄道常総線廃駅)である。

歴史

1938年(昭和13年)12月1日、黒子駅-大田郷駅間に野殿停車場を開業。 当駅より西の台地上にかつて下館飛行場が位置したことから、「飛行場前乗降場」と呼ばれた時期があった[3][4][5]。 「(戦時中)軍人軍属のみの取り扱いにして終戦後はその必要なきため」との理由により、1945年(昭和20年)9月10日から休止[6]し、1950年頃に廃止される。

駅周辺

  • 下館飛行場
  • 野殿地区(北東側に上野殿(かみのどの)集落が所在)

駅構造

ホームは土盛りをしただけの構造[7]で、 騰波ノ江駅の旧待合室は、野殿駅のホームの待合室を移築したものだという[8]

関連項目

脚注

  1. ^ 関東鉄道株式会社社史編集室 (1993.03), 関東鉄道株式会社70年史, 関東鉄道株式会社, p. 83 
  2. ^ 下館市大字野殿を経て現在の筑西市野殿
  3. ^ 調べてみよう駅のこと・飛行場前”. 関鉄レールファンCLUB. 2020年5月31日閲覧。
  4. ^ 白井茂信,小石田多助,中川浩一「常総線沿線の住人へのプレゼント」『鉄道ピクトリアル アーカイブセレクション 29 私鉄車両めぐり 関東(I)』、電気車研究会 鉄道図書刊行会、1964年3月。 
  5. ^ 「私鉄車両めぐり(62)常総筑波鉄道」(鉄道ピクトリアル アーカイブセレクション 29)の「路線図」には廃止駅として「野殿(旧飛行場前)」と書かれていること、関鉄レールファンは「「飛行場前乗降場]を置き」(原文ママ)と言及していることから、時系列として「飛行場前」「野殿」に改称されたと判断できるが、関東鉄道株式会社70年史では"野殿停車場が開業"とあること、開業時には下館飛行場の前身である飛行学校の建設が始まっていなかったことから、まず「野殿」として開業し、その後「飛行場前」に改称、戦後「野殿」に戻したという体で本項を記述した。
  6. ^ 《いばらき戦後80年》戦時利用「幻の駅」 筑西・常総線「野殿停留場」 近くに陸軍飛行場 記憶の継承訴え”. 茨城新聞. 2020年5月31日閲覧。
  7. ^ 《いばらき戦後80年》戦時利用「幻の駅」 筑西・常総線「野殿停留場」 近くに陸軍飛行場 記憶の継承訴え”. 茨城新聞. 2020年5月31日閲覧。
  8. ^ 常総鉄道三所支線と古レール柵 - 下妻市”. 常陽リビング. 2020年5月31日閲覧。



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