西原志保とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 西原志保の意味・解説 

西原志保

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 15:43 UTC 版)

西原 志保(にしはら しほ、1980年‐)は、日本日本文学研究者。専門は平安文学および近現代文学・文化。恋愛や生殖に忌避的な女性の感性に注目する研究のほか、動物・植物・人形表象をテーマとする研究も行っている[1]

経歴

2009年3月、名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士論文「『源氏物語』女三宮のことば」で博士(文学)を取得[2]

その後、名古屋大学高等教育研究センター研究員、国立国語研究所研究員、共愛学園前橋国際大学非常勤講師などを経て、2022年10月より東北大学文学部・大学院文学研究科現代日本学専修助教。

研究

源氏物語』研究において「内面がない」とされてきた女三の宮に注目することで、「何が『内面』であり、何が『内面』ではないと考えるのか、という私たちの近代的な内面観に囚われた問題を浮かび上がらせる」とともに、女三の宮が「女は男を愛するべき『恋愛』観」を揺さぶる存在であるという解釈を提示した[3]

女三の宮アセクシュアル的な女性として読み解くとともに、『源氏物語』が必ずしも恋愛だけの物語ではないことを指摘している[1]

著書

単著

  • 『『源氏物語』女三の宮の〈内面〉』新典社、2017年、ISBN: 9784787961723
  • 『恋愛しない私でも『源氏物語』は楽しめますか』春秋社、2024年、ISBN: 9784393441718

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  西原志保のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

西原志保のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



西原志保のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの西原志保 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS