第72自動車化狙撃師団 (ロシア陸軍)とは? わかりやすく解説

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第72自動車化狙撃師団 (ロシア陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/07 22:16 UTC 版)

第72自動車化狙撃師団
創設 2024年4月
所属政体 ロシア
所属組織 ロシア陸軍
編制単位 師団
兵科 自動車化狙撃兵
兵種/任務 機械化部隊
所在地 カレリア共和国ペトロザヴォーツク
通称号/略称 72158
上級単位 第44軍団
戦歴 ロシアのウクライナ侵攻
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第72自動車化狙撃師団(だい72じどうしゃかそげきしだん、ロシア語: 72-я мотострелковая дивизия)は、ロシア陸軍師団第44軍団隷下。

歴史

ソビエト連邦軍時代に第72親衛自動車化狙撃師団が存在したが、ソ連崩壊後はウクライナ軍に編入した。

ロシアのウクライナ侵攻

2024年4月、ロシアのウクライナ侵攻の影響に伴い、NATO加盟のフィンランドへの意趣返しとして動員兵を主体にカレリア共和国で創設された[1]

北東部・ハルキウ戦線

2024年5月、北東部ハルキウ州に配備され、第41自動車化狙撃連隊が友軍の救援でハルキウ方面に展開した[2]

ロシア・クルスク戦線

2024年8月、ロシアクルスク州に再配置され、友軍の救援でスジャ方面に展開した[3]。第30自動車化狙撃連隊がスジャ北のマラヤ・ロクニャ村を長期間防衛し、一時はウクライナ軍に包囲されるも、敵に最大限の損害を与えるため自滅覚悟で村への砲撃を要請し、アレクサンドル・ダニーロフ大隊長が負傷して村は占領されたが、ウクライナ軍の進撃を阻止した[4]

2025年3月、スジャ解放作戦で第30連隊が地下パイプラインを利用して敵陣地の背後を奇襲し、第22自動車化狙撃連隊はウクライナ軍が撤退したスジャを解放したが、エフゲニー・チハノヴィチ副連隊長が戦死した。この働きにより、2023年4月以来2度目のウラジーミル・プーチン大統領前線視察を実現させた。とくにワレリー・ゲラシモフ総司令官(解任説あり)は第30連隊の活躍に着目し、プーチン大統領は第22連隊の活躍に着目したが、「ロシア軍は可能な限り短期間でクルスク州全域を解放しなければならない」と更なる精進を促した[5][6]

編制

  • 師団司令部(ペトロザヴォーツク
  • 第22自動車化狙撃連隊
  • 第30自動車化狙撃連隊
  • 第41自動車化狙撃連隊

脚注




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