竇善とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 竇善の意味・解説 

竇善

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/27 06:15 UTC 版)

竇善(とうぜん、生没年不詳)は、北魏末から北周にかけての軍人。本貫扶風郡平陵県[1][2]

経歴

北魏の平遠将軍の竇略の子として生まれた。六鎮の乱が起こると、竇善は父に従って定州に避難したが、葛栄に捕らえられた。竇略は葛栄の官を受けず、冀州に抑留されたが、竇善とその弟の竇熾は葛栄の軍に従った[1][2]永熙3年(534年)、竇善は中軍大都督・南城公として孝武帝の西遷に従った[3][4]洛陽を脱出するにあたって、竇善は弟の竇熾とともに武衛将軍高金龍と千秋門で戦って撃破した[5][6]。後に北周の太僕衛尉卿・汾北華瀛三州刺史驃騎大将軍開府儀同三司に進み、永富県公に封じられた。は忠といった[3][4]

子の竇栄定が後を嗣いだ[3][4]

脚注

  1. ^ a b 周書 1971, p. 517.
  2. ^ a b 北史 1974, p. 2173.
  3. ^ a b c 周書 1971, p. 521.
  4. ^ a b c 北史 1974, p. 2176.
  5. ^ 周書 1971, p. 518.
  6. ^ 北史 1974, p. 2174.

参考文献

伝記資料

  • 周書』巻30 列伝第22
  • 北史』巻61 列伝第49



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  竇善のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「竇善」の関連用語

1
12% |||||

2
10% |||||

3
4% |||||

竇善のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



竇善のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの竇善 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS