久邇瑳代子
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/01/09 12:12 UTC 版)
久邇 瑳代子（くに さよこ、1962年 - ）は、日本の元女優。夫は歌舞伎役者の 5代目中村富十郎（2011年1月3日に死別）。長男は歌舞伎役者の中村鷹之資[1]、長女は初代 芳澤壱ろはとして活動している日本舞踊家の渡邊愛子[2][3]。本名・渡邊正恵（旧姓は橋爪）[4]。
人物
1992年2月、舞台「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」（新橋演舞場）[5]、1993年2月、舞台「鬼平犯科帳 むかしの女」（新橋演舞場）に出演[6]。両公演で共演した5代目・中村富十郎に見初められる。これを機に中村の主催する「矢車会」の楽屋受付などを手伝うようになる。
1994年10月に女優引退を決意し、故郷に戻ることを中村に告げた際に引き留められ結婚を打診される。
1995年1月、中村と婚約[7]、1996年1月17日に挙式。久邇は初婚であり、中村は三度目の結婚である（2番目の妻との間に一男を儲けている）。
1999年4月に長男、2003年8月に長女を出産。
出演作品
映画
- あげまん（1990年） - 芸者 役
舞台
- 鬼平犯科帳（新橋演舞場）
- 1992年「鬼平犯科帳 本所・桜屋敷」 - 百足屋の女中、王子権現の通行人（二役） 役
- 1993年「鬼平犯科帳 むかしの女」 - 密会の女 役
- 天守物語（1994年、銀座セゾン劇場） - 富姫の侍女・葛 役[9]
書籍
- 父、中村富十郎 その愛につつまれて（2017年11月8日、冨山房インターナショナル、編集：渡邊正恵）ISBN 978-4-86600-040-4
脚注
- ^ 「父69歳で誕生の俳優「徹子の部屋」登場 「父が11歳の時に亡くなり…」 74歳で妹誕生、芸能界最高齢パパに」『デイリースポーツ』2025年1月8日。2025年1月8日閲覧。
- ^ “故・中村富十郎夫人 渡邊正恵さん「歌舞伎俳優 ご夫人方の装い」vol.5 －“妻の仕事“に正解はない、礼儀を欠かず誠意をつくす”. きものと. 京都きもの市場 (2024年8月5日). 2025年1月8日閲覧。
- ^ “歌舞伎の中村富十郎さん長女、渡邊愛子が本格的に日本舞踊の道へ 初代「芳澤壱ろは」襲名 きょうお披露目”. スポーツ報知. 報知新聞社 (2024年9月21日). 2025年1月8日閲覧。
- ^ “［渡邊正恵さん］舞台への情熱 支えた”. ヨミドクター. 読売新聞社 (2014年5月18日). 2025年1月8日閲覧。
- ^ “新橋演舞場 1992年02月”. 歌舞伎公演データベース. 2025年1月8日閲覧。
- ^ “新橋演舞場 1993年02月”. 歌舞伎公演データベース. 2025年1月8日閲覧。
- ^ 読売新聞、1995年12月17日朝刊「66歳の人間国宝・中村富十郎さんが婚約」
- ^ “７４歳で長女誕生、人間国宝の中村富十郎さん逝く”. SponichiAnnex. スポーツニッポン新聞社 (2011年1月4日). 2025年1月8日閲覧。
- ^ “銀座セゾン劇場 1994年02月”. 歌舞伎公演データベース. 2025年1月8日閲覧。
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