江頭重利
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/08/12 00:55 UTC 版)
江頭 重利（えがしら しげとし、1932年7月15日[1] - 2025年5月23日[2]）は、日本のグラブ職人。型付けに関して、「東の坪田信義、西の江頭重利」と賞された[3]。2012年、「現代の名工」に選出された。
来歴
佐賀県大和町（現・佐賀市）生まれ[2]。佐賀県立佐賀商業高等学校卒業[2]。1951年4月、久保田運動具店に入社[2]。1968年7月、久保田運動具店福岡支店長[2]。2016年7月、同社顧問[2]。
野球経験はなかった[3]。日本ではじめて「湯もみ型付け」によるグラブを開発した[2]。江頭の手がけるグラブは「久保田スラッガー」として知られ[4]、辻発彦、真弓明信、石毛宏典、門田博光、鳥谷敬、内川聖一、松井稼頭央、大和、青木宣親といった幅広い年代の野球選手が愛用した[2]。
2012年、「現代の名工」に選ばれる[2]。2013年、黄綬褒章受章[2]。
2025年5月23日死去。92歳没[2]。
出典
- ^ “「現代の名工」生きざまを追う 「手になじむ」追い続け 西鉄・島原キャンプ選手のたき火にヒント【グラブの神様〜湯もみ型付け半世紀 スラッガー久保田運動具店・江頭重利＜1＞】”. 「おっ！」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!. 西日本新聞 (2025年5月29日). 2025年8月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 佐藤究 (2025年5月29日). “「現代の名工」グラブ職人の江頭重利さん死去、92歳 「湯もみ型付け」生みの親”. nikkansports.com. 日刊スポーツ. 2025年8月11日閲覧。
- ^ a b “久保田運動具店【型付け師 福岡】 匠：江頭重利さん”. 匠の蔵. FM福岡 (2014年6月28日). 2025年8月11日閲覧。
- ^ “「グラブの神様」江頭重利さん死去 92歳 西武・石毛宏典さんら愛用”. 「おっ！」でつながる地元密着のスポーツ応援メディア 西スポWEB OTTO!. 西日本新聞 (2025年5月29日). 2025年8月11日閲覧。
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