梨子羽宣平
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/21 04:20 UTC 版)
梨子羽 宣平(なしわ のぶひら、生没年不詳)は、戦国時代の武将。小早川氏の重臣。姓は梨羽とも。養子に景行(平賀興貞の子)。
梨子羽氏(梨羽氏)は沼田小早川氏の庶流。小早川則平の弟・時春が安芸国沼田本庄の梨子羽郷一帯を領して本拠とし、地名を取って苗字を梨子羽としたことに始まる。宣平は小早川隆景の沼田小早川家入りの際には積極的に貢献し、永禄4年(1561年)の毛利元就・隆元父子が新高山城(雄高山城)訪問の際には歓迎の宴を主催した。
特に目立った活躍は伝わらないが、『小早川家文書』の座配書立には椋梨弘平と共に上座筆頭に記されていることから、隆景家臣団の中で重きをなしたものと考えられる。
参考文献
- 『小早川隆景のすべて』新人物往来社編 ISBN 4-404-02517-3
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