明寿院とは? わかりやすく解説

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明寿院

読み方:ミョウジュイン(myoujuin)

宗派 天台宗

所在 滋賀県愛知郡秦荘町

本尊 阿弥陀如来

寺院名辞典では1989年7月時点の情報を掲載しています。

明壽院

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 14:00 UTC 版)

明壽院
所在地 京都府京都市伏見区桝屋町614
位置 北緯34度56分33.1秒 東経135度45分37.7秒 / 北緯34.942528度 東経135.760472度 / 34.942528; 135.760472座標: 北緯34度56分33.1秒 東経135度45分37.7秒 / 北緯34.942528度 東経135.760472度 / 34.942528; 135.760472
山号 光圓山
宗派 真言宗醍醐派
本尊 大青面金剛
創建年 1638年
別称 伏見庚申堂
法人番号 2130005002159
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明壽院(みょうじゅいん、明寿院)は、伏見庚申堂(ふしみ こうしんどう)とも呼ばれ庚申信仰の寺院。山号は光圓山(こうえんざん)という。

真言宗醍醐派、本尊は大青面金剛(だいしょうめん こんごう、庚申さん)を安置する。本尊は婦人病、下の病、夫婦和合の信仰集める。

歴史

1638年、開山。当初は、境内北に隣接する公園一帯を含め、大本堂、諸堂が建ち並んでいた。1698年、第113代・東山天皇の御願所になる。1868-1912年、明治期中期、本堂など破却される。その際に境内は現在の規模まで縮小された。

所在地

京都府京都市伏見区桝屋町614

本尊

本堂に本尊の大青面金剛が安置されている。秘仏であり、厨子内に納められている。 60年に一度、庚申(かのえさる)の年にのみ開帳される。伝屍病鬼とも呼ばれる、伝死鬼(結核性・伝染性の病気)の難を除く。伝染病は見えない虫が媒介すると考えられてきたので、三尸の虫(さんしのむし、人の体内に棲む3匹の虫)を退治すると考えられ、庚申と習合した。古来、一切の病魔悪鬼を除き、一切の願いを成就させる修法がなされてきた。当寺では、毎日「青面金剛法」が修法されている。御前立がある。

眷属として4体の四大夜叉、2体の二大童子、三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)、脇待、鎌倉時代作の不動明王弘法大師、東山天皇天牌を祀る。

庚申とは

十干(じっかん)」、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸)、「十二支(じゅうにし)」、子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の組み合わせによる。組み合わせは60通りあり、60日に一度めぐる。

「庚申」の日の夜、人々は寝ずに一夜を明かす「庚申待ち」を行う。人の腹中には「三尸(さんし)の虫」が棲むという。庚申の日の夜、人々が寝静まると、虫は人の体から這い出すという。虫は、人が犯した悪事を天帝に告げ、それによって人の寿命が決まるとされた。

このため、人々は虫が抜け出さないように寝ずに過ごした。庚申待ちにより、三尸の虫を除き、息災延命、心身清浄を祈願した。

お守り

くくり猿

猿が手足を括られ動けない姿を表している。

猿は、人の心中にある欲望をたとえている。欲望は、あたかも猿が走り回るように心中で動きまわる。努力を怠ろうとし、悪行を行う。願いを叶えようと努力すると妨げようとする。

これらの欲望を括り、庚申により制御してもらう。くくり猿の体内には、本尊・大青面金剛の御札が納められ、開眼の秘法により魂が込められている。

年間行事

  • こんにゃく封じ大祈願会(万病平癒、関節痛、腰痛封じのこんにゃく祈祷を厳修する。)(1月7日)
  • 星祭(立春開運厄除祈祷、柴燈大護摩、火渡り修行。)(2月11日)
  • 春季彼岸会中日法要(春分の日)
  • 精霊迎鐘(お盆)
  • 施餓鬼供養会(8月16日)
  • 秋季彼岸会中日法要(秋分の日)
  • 女人守護祈願会(女人幸福、女人守護の祈祷会を厳修する。)(10月第3日曜日)
  • 東山天皇忌・納骨堂総廻向(12月17日)
  • 除夜の鐘(12月31日)
  • 先祖・水子供養、庚申護摩(毎月7日)
  • 祈祷会(庚申の日)


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