日産科学賞とは? わかりやすく解説

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日産科学賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/17 07:44 UTC 版)

日産科学賞(にっさんかがくしょう)は、公益財団法人日産財団が1993年から2009年まで授与していた賞。地球環境に係わる基礎研究で卓越した研究業績をあげ、さらに発展が期待される研究者に対して授与された[1]

受章者

年度 受賞者 業績
1 1993年 井上民二 熱帯雨林の生態系-送粉共生系の力学と送粉者の採餌戦略
高井義美 G蛋白質を介する新しい細胞シグナル伝達機構
黒田玲子 光スイッチを持つインテリジェント化合物の開発
2 1994年 内田慎一 高温超伝導の物理と化学の展開
福井康雄 星形成過程の初期段階の観測的研究
3 1995年 中澤高清 大気中二酸化炭素濃度のグローバル観測と循環の解明
辻本賀英 細胞死抑制機能を持つbcl-2がん遺伝子の発見
4 1996年 坂野仁 リンパ細胞の分化に伴う遺伝子再構成
儀我美一 非線形拡散方程式に現われる特異性の解析
5 1997年 宮下保司 霊長類における大脳視覚記憶システムの解明
十倉好紀 酸化物巨大磁気抵抗現象の発見と機構解明
6 1998年 田辺信介 生物蓄積性内分泌攪乱物質による海棲哺乳動物の化学汚染に関する研究
石島秋彦 生体分子モーターの動作原理の解明
7 1999年 中島映至 人工衛星を利用した地球大気の粒子環境に関する気候学的研究
高柳英明 超伝導体・半導体結合構造における量子効果の研究
8 2000年 赤木和夫 不斉液晶場でのヘリカルポリアセチレンの発見と液晶性共役系高分子の開拓
松本邦弘 増殖・分化を制御するシグナル伝達の分子機構
9 2001年 荒川泰彦 量子ドット研究の創始とその物性解明および半導体レーザへの応用
西田栄介 MAP キナーゼおよび関連シグナル伝達の制御機構と機能
10 2002年 濱田博司 体の非対称性が生じる分子機構
11[2] 2003年 永長直人 強相関電子系における量子位相効果の研究
月田承一郎 バリアーの分子生物学的研究:クローディン遺伝子群の解析
12 2004年 吉田尚弘 アイソトポマー観測による地球温暖化ガスのサイクルの解析
13 2005年 水野哲孝 構造・機能の精密制御による高性能環境触媒の開発
14[3] 2006年 河村公隆 有機エアロゾルの組成・分布・変質と地球環境への影響
15 2007年 山本雅之 生体の環境適応・応答の分子機構の解明
16 2008年 石川冬木 細胞老化を規定する染色体テロメアの研究
17 2009年 木本昌秀 高分解能気候システムモデルを用いた地球温暖化と降水量変動予測に関する研究

出典

関連項目

外部リンク




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