打ち上げ花火 (アルカン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/16 16:00 UTC 版)
打ち上げ花火 ——序奏と即興 作品55(フランス語:Une fusée : Introduction et impromptu, op. 55)とは、アルカンが1859年に作曲したピアノ曲である。巻き糸 ——序奏と即興と題されることもある。
概要
楽譜は1859年にフランス、パリでリショー社(フランス語版ウィキペディア)によって初出版された。[1]
同年に、スペインの作曲家でありアルカンの友人であるアレハンドロ・エサインに献呈されている。
楽曲の構成
変ロ長調、アンダンティーノで始まりしばらくゆるやかな分散和音が多用されたのち、ニ短調、プレストになり即興的な曲調へと急変する(途中、嬰ヘ短調にもなる)。その後、再び変ロ長調になり始まりの曲調にもどるがすぐにニ短調になり、結尾部では密集音塊が用いられ曲が終結する。
録音
ステファニー・マッカラムや、コスタンティーノ・マストロプリミアーノによって、録音が残されている。
脚注
出典
- ^ “Une Fusée, Op.55 (Alkan, Charles-Valentin)”. 国際楽譜ライブラリープロジェクト. 2025年4月17日閲覧。
外部リンク
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