心の指紋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/19 07:10 UTC 版)
心の指紋 | |
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Sunchaser または The Sunchaser | |
監督 | マイケル・チミノ |
脚本 | チャールズ・リーヴィット |
製作 | マイケル・チミノ アーノン・ミルチャン ラリー・スピーゲル ジュディ・ゴールドスタイン ジョセフ・S・ヴェッキオ |
製作総指揮 | マイケル・ネイサンソン ジョセフ・M・カラッシオロ |
出演者 | ウディ・ハレルソン ジョン・セダ アン・バンクロフト |
音楽 | モーリス・ジャール |
撮影 | ダグラス・ミルサム |
編集 | ジョー・ダゴスティーノ |
製作会社 | リージェンシー・エンタープライズ |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 122分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
興行収入 | ![]() |
『心の指紋』(Sunchaser:映画内では The Sunchaser)は、マイケル・チミノ監督、ウディ・ハレルソン、ジョン・セダ、アン・バンクロフト出演による1996年のアメリカ合衆国の映画である。チミノが最後に監督した長編映画である。
あらすじ
ロサンゼルスの外科医マイケル・レイノルズ(ウディ・ハレルソン)は、がん科医師としてキャリアを期待されていた。一方、ブルー(ジョン・セダ)はナバホ族の血を引く若者で、暴力的な父のもとで育ち、人を撃った罪で服役中。さらに末期ガンに侵されており、余命は僅か一ヶ月ほど。マイケルはブルーの担当医となるが、治療手段は限られており、実験的な療法も模索されていた。
護送中、ブルーは銃を使って警備員を脅し、マイケルを人質とし、逃走を図る。ブルーは医学で救われないなら、伝統や信仰の力を信じたい気持ちがあり、服役仲間からもらった本にある“聖なる湖”の伝説がある山――ナバホ族にとって病を癒すと言われる場所――に行きたいと強く願った。
旅の途中、マイケル自身のトラウマも徐々に露わになる。小児がんに侵されていた兄ジミーは幼いマイケルに、生命維持装置のスイッチを切ってほしいと頼み、マイケルは泣きながらそれを受け入れた。兄とブルーが重なり、マイケルにブルーを助けようという気持ちが出てくるが、マイケルが施そうとする医学的治療をブルーは拒否。
途中毒蛇に噛まれたマイケルをブルーが助けたことなどから、二人の絆は深まっていく。やがて彼らはナバホ族の居留地にたどり着くが、警察も追っており、逃走は山岳地帯へと続く。ブルーの病状は限界に近づき、マイケルはブルーを背負って山を登り、ナバホの祈祷師にブルーを引き渡し、兄の形見である指輪を託す。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- ウディ・ハレルソン(田中秀幸)
- ジョン・セダ(森川智之)
- アン・バンクロフト(磯辺万沙子)
- アレクサンドラ・タイディングス
- マット・マルハーン
- タリサ・ソト
- マット・マルハーン
- ヴィクター・アーロン(筈見純)
- ローレンス・プレスマン
- マイケル・オニール(俳優)
- ハリー・ケリー・ジュニア
- カルメン・デロリフィチェ
- ブルック・アシュレイ
- アンドレア・ロス
- ボブ・マイナー
- ブレット・ハレルソン
- アンディ・バーマン
- ロバート・ダウニー・シニア(声のみ)
公開
第49回カンヌ国際映画祭ではコンペティション部門で上映され、パルム・ドールを争った[2]。
参考文献
- ^ “The Sunchaser” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2013年5月20日閲覧。
- ^ "Festival de Cannes: Sunchaser". festival-cannes.com. 1996. Retrieved 2009-09-19.
外部リンク
固有名詞の分類
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