当帰建中湯とは? わかりやすく解説

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当帰建中湯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/20 02:34 UTC 版)

当帰建中湯(とうきけんちゅうとう)は漢方薬のひとつ。お腹が冷えて痛むときに用いられる。消化器を温め痛みを軽減するとともに、血行改善、食欲不振、下痢、などに適応する。出典は『金匱要略』。医療用医薬品と薬局等で販売している一般用医薬品(OTC)がある[1]

効能・効果

体力虚弱で、疲労しやすく血色のすぐれないものの次の諸症:月経痛、月経困難症、月経不順、腹痛、下腹部痛、腰痛、脱肛の痛み、病後・術後の体力低下。

組成

当帰(とうき)2.0、桂枝(けいひ)2.0、生姜(ショウキョウ)0.5、大棗(タイソウ)2.0、芍薬(しゃくやく)2.5、甘草(かんぞう)1.0

相互作用

併用注意

次の薬剤との併用により、偽アルドステロン症ミオパシーが出現しやすくなる[2]

  1. 甘草含有製剤
  2. グリチルリチン酸及びその塩類を含有する製剤

副作用

次の副作用がある[2]

偽アルドステロン症、ミオパシー

その他

発疹、発赤、掻痒

注意事項

高血圧、心臓病、腎臓病、妊娠または妊娠していると思われる人[2]

脚注

  1. ^ エルネースG(当帰建中湯)|伸和製薬
  2. ^ a b c ツムラ製品情報『ツムラ当帰建中湯』

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