帝都物語異録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2009/04/28 06:36 UTC 版)
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『帝都物語異録』（ていとものがたりいろく）は荒俣宏の伝奇小説である『帝都物語』の解析書。
目次 |
概要
帝都破壊を目論む魔人・加藤保憲の出生に秘密をのぞかせる「龍神村木偶茶屋（りゅうじんむらでくぢゃや）」を収録。魔術論、都市論など全4章から成る。
構成
- 加藤保憲の野望を遂げさせるために
- 帝都物語異録・龍神村木偶茶屋
- 第一章 魔人復活編
- 第二章 呪詛呪術編
- 第三章 永遠聖都編
- 第四章 怪異神霊編
龍神村木偶茶屋
帝都物語の前日談ともいえる短編であり、魔人加藤保憲の誕生の秘密が語られている。また、同時に帝都幻談、新帝都物語に登場する「加藤重兵衛」の秘密も語られており、帝都幻談、新帝都物語と帝都物語を繋ぐ重要なストーリーである。なお新帝都物語と木偶茶屋の間にも小笠原諸島を舞台としたシナリオがあるようだが未だに文章化はされていない。
執筆者
- 荒俣宏（あらまたひろし）
- 伊藤悠可（いとうゆうか）
- 大宮司郎（おおみやしろう）
- 黒塚信一郎（くろつかしんいちろう）
- 斎藤英喜（さいとうひでき）
- 佐治芳彦（さじよしひこ）
- 志村有弘（しむらくにひろ）
- 高橋富雄（たかはしとみお）
- 豊嶋泰國（とよしまやすくに）
書誌情報
- 荒俣宏 編著『帝都物語異録』（原書房、2001年） ISBN 4-562-03452-1
関連項目
- 帝都物語異録のページへのリンク
