劇団青い鳥とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 劇団青い鳥の意味・解説 

劇団青い鳥

(市堂令 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/10 19:47 UTC 版)

劇団青い鳥(げきだん あおいとり)[注 1]は、女性だけの劇団。1974年、独自の創作劇を目指して、女性の役者6人で創立[注 2]

1975年「美しい雲のある幕の前」で旗揚げ、1993年「最終版 ゆでたまご」まで集団制作を行い、作・演出を全員でてがけること、ステージの最後に「一同礼!」と全員で礼をすることからペンネームを市堂令とした。創作方法は特定の作家演出家をおかず、役者全員が参加しながら創る独特のスタイルで、「青い鳥方式」とも呼ばれ、多くの注目を集める。

1986年、市堂令として紀伊國屋演劇賞個人賞受賞、1992年東京ジャーナル演劇賞受賞。

1993年の「最終版 ゆでたまご」以降の作品は劇団全体での集団創作という形に限らず、公演ごとに創作スタイルを変えながら、個人で脚本、演出を手掛けることが多くなった[2]

主な上演

  • 「シンデレラ シュトルム ウント ドランク」(1985年)
  • 「いつかみた夏の思い出」(1986年)
  • 「ゆでたまご きみたちの巨きなまっ白な素足」(1987年) 
  • 「青い実をたべた つめたい水 おいしい水」(1989年)
  • 芹川藍A・SO・BO PROJECT公演「実験」(1999年)韓国居昌(コチャン)国際演劇祭に招待された
  • 「銀の実時間」(1999年)青山演劇フェスティバル参加
  • 「Tokyo Paris London SAKURA」(2002年)
  • 「ポロロッカ」(2003年)
  • 「シンデレラ ファイナル」(2004年)
  • 「もろびとこぞりて」(2006年)
  • 「U.Z.K夕月〜ゆうづき」(2007年)
  • 「天使たちの誘惑〜To The Lonely Planet」(2007年)
  • 「青い実をたべた〜さと子の場合」(2008年)
  • 「ザ還暦」(2009年)
  • 青い鳥スモールワールド「ちょっとうれしい」(2010年)
  • 青い鳥スモールワールドII「ボクと妹のいる風景 東京〜ありがとうママンより」(2011年)

著書

  • 「なかよし読本 劇団青い鳥の世界」(白水社、1986年)
  • 「物語威風堂堂 市堂令戯曲集」(白水社、1987年)
  • 「青い鳥のチラチラミテル」(白泉社、1991年)

在籍メンバー

役者

  • 天光眞弓(創立メンバー)
  • 芹川藍(創立メンバー)
  • 葛西佐紀(創立メンバー)
  • 天衣織女
  • 高彩裕子
  • 近内仁子

制作スタッフ

  • 長井八美
  • 渡辺なほみ

過去に在籍した役者

  • 木野花(創立メンバー)
  • 河合みなと(創立メンバー)
  • 渡辺満枝(創立メンバー)
  • 森本恵美

参考文献

  • 「トレパンをはいたパスカルたち 劇団青い鳥ものがたり」久田恵 透土社、1989

脚注

注釈

  1. ^ 企業名は、株式会社青い鳥創業[1]
  2. ^ 2001年の組織改編(株式会社化)により、サイト名が『青い鳥創業』に変更されている(ただし、劇団名は変更なし)[1]

出典

  1. ^ a b 会社案内 - 株式会社青い鳥創業. 2025年2月11日閲覧。
  2. ^ 『幸福論』(小倉千加子・中村うさぎ/岩波書店)ISBN 4-00-022861-7

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「劇団青い鳥」の関連用語

劇団青い鳥のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



劇団青い鳥のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの劇団青い鳥 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS