川枝豊信とは? わかりやすく解説

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川枝豊信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/09 00:53 UTC 版)

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川枝 豊信(かわえだ とよのぶ、生年不明 - 享保17年〈1732年〉)とは、江戸時代の京都の浮世絵師

来歴

師系不明。作品は西川祐信の画風だが、祐信の門人だったかどうかは明らかではない。京都の人で洛下亭と号す。『浮世絵師伝』では姓を「川村」とするが「川枝」が正しい。作に版本の挿絵と肉筆画が数点残っており、「大和畫師」または「大和畫工」と落款している。没年は享保20年とも伝わる。

作品

  • 『璣訓蒙鑑草』(からくりきんもうかがみぐさ) 享保15年(1730年)刊行
  • 『三国朗詠狂舞台』三巻 享保16年刊行 ※役者評判記
  • 美人立姿図」 紙本着色 東京国立博物館所蔵 ※「大和畫師 川枝豊信筆」の落款、「豐信」の朱文方印あり
  • 「精霊祭図」 紙本着色 光記念館所蔵 ※「大和畫工 川枝豊信筆」の落款、「川枝豊信」の朱文方印あり。那須ロイヤル美術館(小針コレクション)旧蔵
  • 「蜻蛉採り図」 紙本着色 ※「大和畫工 川枝豊信筆」の落款、「川枝豊信」の朱印あり。『肉筆浮世絵Ⅰ(寛文~宝暦)』はこの絵を「蛍狩図」としている。
  • 「文持ち美人図」 紙本着色 ※「大和畫工 川枝豊信圖」の落款、「豐信」の朱文重郭方印あり。麻布美術館旧蔵

参考文献

  • 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。116コマ目。
  • 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。75頁、73コマ目。
  • 楢崎宗重監修 『肉筆浮世絵第九巻 祐信 雪鼎』 集英社、1982年 ※31 - 32頁
  • 楢崎宗重編 『肉筆浮世絵Ⅰ(寛文~宝暦)』〈『日本の美術』248〉 至文堂、1987年 ※41頁
  • 『麻布美術館所蔵 肉筆浮世絵名品展』 麻布美術館、1988年
  • 『小針コレクション 肉筆浮世絵』(第三巻) 那須ロイヤル美術館、1989年

関連項目

外部リンク

  • 璣訓蒙鑑草 ※稀書複製会による複製、昭和4年(1929年)刊行。




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