安西篤とは? わかりやすく解説

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安西篤

安西篤の俳句

あの世まで煤逃げし人喚ばうなり
えご散るや沓かんばしきソクラテス
おーぼえの音域にいる瑠璃蛺蝶
かもめ来よ餌づけはキスの素早さで
ちちははのらせん構造桐の花
ばらばらにかたまっている老いの秋
みちのくの夜は二万の海ほたる
みちのく流砂目蓋のおもさで昏れる日も
アリランは梳る唄榛の花
パンジーの光あつめて祈るなり
ビルは朝焼け白猫跳躍して思想
レーサー集めて北は鳥葬の青みどろ
万緑やわれら自由な粗大ゴミ
下駄箱がむらむらとあるみどりの日
両神は高みむすびや鳥の恋
久に雪皮膚が象るわれ在りぬ
乱声や花明りなみなみとあり
亀鳴くや地動説身にしみました
人体をかさねて八十八夜かな
人日のあたまの下に在るからだ
人間に蒸発の音山眠る
今日あたり手相の変わる柿若葉
冬の森みな立ったままダイ・イン
冬至粥運河のような夜を経て
冬薔薇その旋律のまま凍てし
冬陽のまわり鴨歩きづめ妻妊る
刈田とう個室に銃声が届く
刎頸の友よ冬日を鶏と歩む
創にことばそしてはじまる初景色
原子炉に生ゴミのある雨月かな
四囲白壁風盗みゆく黒衣の僧
国風に朱鷺はしらしらかえります
地下鉄に熱風が来る沖縄忌
垂直に人の死の来る寒夕焼
塩かがやく渚母の掌撒きつくし
多摩蘭坂ぶるんと寒の雲の尻
大花野ぼくの臓器鳴りました
天狼星や兜太どっこい生きている
女郎花もう死ぬといいまだ死なぬ
存在や三尺高い木に梟
富嶽百景青くちなわの彫身だな
心電図ウサギ一列ワニ一列
恋人の舌重き満水の禁猟区
感情が液状化する弥生尽
憲法九条座敷に椿象いる気配
戦後とは次の戦前多喜二の忌
打ち水やちょっとそこまで逝きし人
故山の冬われ一抜けて転た荒寥
春の砂丘はどうころんでもふるさと
春の砂丘男の影が折れている
 




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