圓徳流
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圓徳流
えんとくりゅう
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発生国 | ![]() |
創始者 | 不明 |
主要技術 | 柔術、捕縄術 |
伝承地 | 大和国(奈良県) |
圓徳流(えんとくりゅう)は、大和国で学ばれていた柔術の流派である。
歴史
奈良県で学ばれていた柔術であるが、流祖や詳しい歴史は不明である。
明治時代は節儀館という道場で学ばれていた[1]。
中島鹿平が編纂した『大和国名流誌』に圓徳流師範の川井九一郎と平井常蔵の名前が掲載されている[2]。
川井九一郎は奈良市中筋町で接骨院を開いていた。
内容
大阪の柳生心眼流體術に似た体系を伝えていた。 型は38ヶ条ある。
- 目録巻
- 両手取、枝折、両切、顧背、銲碎、冠反、龍尾
- 肩切表裏、加舒表裏、両切表裏、袖付表裏、打込表裏、襟取表裏、大搦表裏、折取表裏
- 加舒逆、加舒気管締、両切締、引込投、引込投當、打込締、矢筈表裏、大搦投、五輪碎
- 冠反口傳、銲碎口傳、逆指口傳、尺縄口傳、誘口傳
脚注
注釈
出典
参考文献
- 中島鹿平 編『大和国名流誌』中島鹿平、1884年
- 綿谷雪・山田忠史 編 『増補大改訂 武芸流派大事典』 東京コピイ出版部 1978年
関連項目
- 柳生心眼流體術(大阪に伝わっていた柔術)
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