吉田成子とは? わかりやすく解説

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吉田成子

吉田成子の俳句

あのあれで通じる会話日向ぼこ
おほごととなりし虫干最中かな
ごはんつぶつけて寝る人夏の雨
たまはりし桃に一間を灯しおく
とりあへず畳に座して秋の宿
どの木にも雨の降り出す秋の寺
なんとなく入りし炬燵の花模様
にぎはひの端から曇り仏生会
七草や日はなにごともなく昇る
二三枚裏返し見る朴落葉
住み古りて封書一通くる旱
八朔や今日あきらかに風に色
冬麗や影を崩さぬ松一樹
凩が吹くと見えだす夜の酒壜
声低き暮しに水の澄みゐたり
夏痩せて古き写真を剝がしをり
寒くなりさうな門灯ともしけり
寒明くる箪笥の底に喪服見て
寒鴉飛んできさうな木の容
寝過ごして人参甘し山の雨
山国の水音に覚め旧端午
川音や昼寝の枕残りたる
幸せと言へばしあはせ草の花
手違ひの曲の流るる運動会
教室の玻璃びびと鳴る涅槃かな
日影から日向見ている終戦日
日盛りの穴を覗きて鳴る耳輪
昔日の母屋の形に北風吹けり
朝ぐもり物言ふたびに力湧く
木の色に子供の殖えて十一月
次の世も桃になりたき桃の種
灯ともしてすみずみ暗しかき氷
父に似て焦げ飯が好き桜咲く
父母の部屋よく覗く日の枯すすむ
生きてゐる顔がうつすら薺粥
用なくて二階へ母の来る日永
白昼の花火袋を裂きにけり
着ぶくれて呼ばれし階を下りきたる
瞑目のむらさき強し雪の日々
種蒔くを思ひたつ風吹きてをり
老人にやうやく暮るる桜かな
菊月や門灯暗く話しをり
蛇殴ちし人の佇ちゐる奥座敷
街遠し牡丹桜の昼揺れて
衣更へてより何事もおほざつぱ
豊年の雨をふるひし夜の傘
踏青やおほかたの人名をなさず
面白くなささうに来て黄金虫
風溜まるところを掃いて日短か
飴の缶日永の棚に戻しけり
 




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