勉強の障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2015/07/10 04:05 UTC 版)
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勉強の障害（べんきょうのしょうがい）とは、学習者が勉強したり理解するのを妨げたりするもので、サイエントロジーの創設者であるL・ロン・ハバードが調査し体系化した学習法である勉強の技術(Study Technology)を構成する概念の一つ。Study barrierの訳。
概要
3つの障害（壁）
L・ロン・ハバードによれば、効率の良い学習を妨げるものは3つ存在する。
- 質量（マス、実物）が欠如した学習
- 段階を飛び越した学習
- 誤解語(misunderstood word)を読み飛ばす等の学習
これらが勉強の障害である。
勉強の障害（壁）による症状
学習者が学習中、これら3つの｢勉強の障害」のいずれかにぶつかると、目が痛む、退屈する、イライラする、勉強の進みが遅くなる、勉強を止めたくなる、理解することが困難になるなど、それぞれの障害に特有の症状が現れることがわかっている。
勉強の障害（壁）の対処
勉強の技術の手順を使うことで学習者は、これら勉強の障害による諸症状に対処することができる。
学習障害(LD)との違い
学習者には勉強中、頭痛、注意散漫、眠気、理解できないなど様々な現象が現れることがある。あるいは、特定の教科や分野だけ苦手になったりする場合がある。
これらの症状については一般に学習障害(LD)によるものと捕らえられることがあるが、L・ロン・ハバードの勉強の技術では、これらは勉強の障害に起因する症状としている。
学習障害の障害とは、｢心身の機能が十分に働かないこと｣を意味している。つまり学習障害とは一般に、学習者自身の心的、身体的な能力にその問題の原因があるのではないかと考えるものである。英語のLDのDは､Disorder（心身機能の障害）またはDisability（身体障害、能力を欠くこと）を意味する。
勉強の障害の障害とは、「その進行をさまたげるもの」という意味である。つまり「学習者の勉強が進むのを妨げるもの」という意味である。勉強の進みを妨げる原因は、学習者の心的、身体的なものが原因ではなく、実体を欠いた勉強をしている（マスの欠如）、勉強の難易度の段階を飛び越した勉強（段階の飛び越し）、言葉を理解していない（誤解語）など、原因を学習者の心的、身体的外に求めている。
したがって学習者の勉強がうまくできない場合でも、簡単に対処できる。
勉強の障害の障害は､英語では､Barrier(障壁、壁)である。
参考文献
- 『親子で楽しむ学び方』 ISBN 9784931223240
- 『学び方がわかる本』 ISBN 4931223222
- 『基礎からわかる勉強の技術』 ISBN 4931223214
関連事項
外部リンク
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