前田弘とは? わかりやすく解説

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前田弘

前田弘の俳句

ここにいる不思議つくづく冬紅葉
ごんぼ引くもとはといえば都会の子
ご褒美をあげたい八月十五日
じゃあと言い点線となり卒業す
なにもかも失くしよい顔ありがとう
ぼくよりも遠くへ行ったかたつむり
アポなしに死神が来る茶の間かな
クラス会明日は熊を撃ちに行く
ジッポーの火が灯となりて気仙沼
ナナカマドそこは日暮の行き止まり
ヒロシマヤ口アケタママひろしデス
一度だけ産んでもらいし昭和かな
一跳ねし枯野に眠る深海魚
余震なお深夜じゃがたらいも芽立ち
光源は轢かれたままのキタキツネ
兜太ほどなじめぬ溲瓶鳥渡る
八重桜誰も笑わせずに帰る
冬瀧の骨格に触れ鳥の影
匿名のように兄いる昼の月
十分に大事にされたか煮凝
半分は夕日の手紙冬桜
卵割るように銀河を渡りけり
多喜二の忌指で数える指の数
夭折にもう間に合わず捩り花
対岸は石夫のけむり林檎村
左手の次は右手で蛸を食う
帰郷してふりあげし手が枯野なり
待ち伏せか置き去りなのか蝸牛
悪茄子の花えすさまはひとりっ子
数式をきれいに毀し十二月
星月夜山の空気が軽くなる
春寒し真水をさがす水の中
春寒し長濤ついに立ちあがる
書き出しは冬青草の根のあたり
柩なら自分で選ぶ冬桜
桃の日や陸を目指して船は出る
泥んこになっている泥春の昼
海のほか海しか見えず実玫瑰
点滴の遠くが見えている枯野
牛の眼がこんなに深い走り梅雨
畳屋に青大将を下げて行く
石投げて鼬のように帰郷する
神様を自由に選び文化の日
秋高し木は切株になったばかり
股間から合図こいつは山椒魚
舌という肉を遊ばせ鳥帰る
若水を生まれる前の母が汲む
茗荷谷の猫が空飛ぶ神無月
薄氷や毎日同じお辞儀して
蛸の脚八本どれも暇そうで
 




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