井川一久
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/03 20:55 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動井川 一久(いかわ かずひさ、1934年 - )は、日本のジャーナリストである。元朝日新聞記者。
人物
愛媛県に生まれる。1970年から、アジア総局員としてプノンペン常駐。1991年、ハノイ初代支局長を経て1992年から外報部編集員。
1980年代、カンボジア虐殺問題を巡って、鵜戸口哲尚等と論争[1]。中でも日本読書新聞の「無責任な発言に奔走するジャーナリストを批判せよ」と題する鵜戸口の論文に激怒。井川は「真実を拒む者の歪曲の指標」と題して編集部に反論の文章を送り、掲載と事情説明を要求したが、編集部は要求を拒否し、井川だけの原稿を返送してきたという。
2020年12月1日、令和2年度外務大臣表彰を受賞[2][3]。
著書
- 『カンボジア黙示録』田畑書店 1981
- 『世紀末症候群――ノスタルジー現象は破局の前兆』太陽企画出版 1988
- 『このインドシナ――虐殺・難民・戦争』連合出版 1980、1985、1989
翻訳
- 『戦争の悲しみ』バオニンめるくまーる1997
参考
- 『戦争の悲しみ』
脚注
- ^ 本多勝一編『虐殺と報道』に一連の論争収録されている。
- ^ 令和2年度外務大臣表彰(個人)|外務省
- ^ Foreign Minister’s Commendations for FY 2020 (Individuals) | Ministry of Foreign Affairs of Japan (英語)
関連人物
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