亀田蒼石とは? わかりやすく解説

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亀田蒼石

亀田蒼石の俳句

うしろ髪ひくは魑魅かななかまど
このところ父の夢みず蒸鰈
こほろぎや角ばつてゐる男下駄
せりせりと鍬つかふ音花辛夷
ふえる書に妻の不機嫌冷奴
ほほひげは男の仮面葱坊主
みせばやや吾子に見えきし怺へ性
みひらけば雪めつむれば曼荼羅絵
わがまちの水旨き日やさくら咲く
ゴーギャンの女大足仏桑花
サーカス来杉菜の尖の雨の粒
ビー玉のころがる先のおほでまり
ボクサーの空打ちつ来る冬の沼
一夜にて月の太りぬ菜の花忌
丸呑を見事果せし羽抜鳥
二人して蕗の筋とる二人分
仏生会切藁土になる途中
何もせぬことが養生冬木の芽
冬に入る伐折羅は赤き息吐けり
古代史のどこか小暗しさくら咲く
名月や沈めしままの皿小鉢
夏期講座ヒマラヤ杉に集合す
大津絵の人参色や秋暑し
大空にみどり足す画家ヒヤシンス
嫁威しの寺がすぐそこ掛大根
左義長の灰吹いて菜を摘みにけり
常念岳おろがむ村の喜雨休
怨霊にひたと影寄る薪能
日に乾く土鍋の尻や阿国の忌
村興しさして効なし蕎麦の花
東京に何の負ひ目ぞ衣被
次の世はヒマラヤ越える鶴になる
水鳥の真中へずずと遠眼鏡
生き方にシナリオのなし木の葉髪
田蛙の赤胴ごゑや月ひとつ
盆唄や背にくろぐろと烽火山
繊月を消す夏霧やオホーツク
腹筋の美しきダヴィデや木の芽立つ
膝掛をつくねてありぬ轆轤台
自転車のサドルの高し稲の花
菜殻焼く体は雨を欲しけり
蠅も吾も生きる側なり深酒す
蠛蠓に夕日のにほひ出雲崎
赤ん坊をころがしてある夏座敷
道端の椅子ひとつ空き風の盆
遺品なる大言海や雀の子
雛壇のうしろが見えて海女の家
雪はげし丑三つ刻の辞書あそび
雪やめばすぐに青空オホーツク
魂集ふかに一の倉沢冷ゆるなり
 




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