上田健 (塾経営者)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/28 01:54 UTC 版)
事業家、英語教育研究家、英語専門塾経営者
独自の翻訳理論に基づく論理的な英語教育を展開。誰にでも分かる英語教育体系を構築したことで英語教育界で良くも悪くも著名な存在となる。その独自性ゆえに当然ながら敵も多く、やや孤立した観は否めない。講義を広く公開し、多種多様なメディア戦略で業界をリードしている。また、個人の趣味である「音楽」をキーワードにして受験生の情の部分に訴えかけるという手法は独特なものがある。ややマインドコントロール的な語り口を最大の売りとしており、信者といわれる受験生の量産に成功している。また、この種の業界人には珍しく、他業種のプロフェッショナルとの交流を活発に行い、若者の未来予想に大きく貢献している。ただし、「誰にでもできる」という割には自身の経歴には謎が多く、どこからどこまでが万人に当てはまる法則なのかは不明。一種異様なカリスマ性を備え、時には反社会団体として警戒されることもある。
来歴 兵庫県のとある山村に生まれる。幼少期から語学・音楽の才能を発揮し、「神童」と評判の子供であったらしい。ただし、中学・高校時代はバンド活動にのめりこみ、大きく軌道を外れていたとのこと。早稲田大学進学後は趣味の世界への暴走が激しくなり、世捨て人の色彩を強めていく。お得意の英語はすでにかなりのものであったらしく、当時から翻訳・通訳で生計を立てていた。この頃から独自の方法論を試してみたく、予備校等での教育活動を開始する。早大卒業後は中学・高校教師を経てプロ翻訳者へ転身。ここでも「教えたがり」の本性を発揮し、多数の翻訳者を養成する。生来の飽き性がたたってか、自ら英語教育機関の創設に意欲を燃やし始める。本人は「右でもなく左でもない、ど真ん中」と言いながらやっていることはやや右よりか。アクの強さがあることだけは確かである。
講義スタイル 一言でいえばデジタル。肯定か否定かだけを軸にして論を展開していく。基本文法のみを駆使して正答にいたる姿勢はもはや芸術の域である。暗記事項は最小限に圧縮し、手持ちのコマだけで戦おうというスタイルが広く受験生に支持されている。若干難をいえば、自分を基準にものごとを考えているフシがあり、できない子の目線に立っているのかどうかは疑問。それでも毎年多くの合格実績を出しているのでそれはそれで効果はあるのかもしれない。論理に固執するスタイルは賛否両論あり、苦手な人にとっては苦手だろうが、完全にシンクロできたときは恐るべき破壊力を発揮する。
人間性 論理がどうのこうのというわりにかなり情にあついタイプ。すぐ泣く。好きな映画は「寅さん」というだけあって人情家であることは確かである。人がよすぎるので放っておくとどこまでも奉仕する特性があるようだ。特に不良・引きこもりの子のためには何でもするという評判が多く、必然的に自身の主催する塾はフリースクールのような雰囲気すら醸し出している。 音楽活動 音楽好きがこうじて複数のバンドに加入している。ギター、チェロ、サックスなどの演奏活動を行い、自身の主催する塾・英學會のイベントではその技量をあますことなく発揮している。以前はライブ映像もウェブサイト上で公開しており、「どれだけ面白い塾か」というアピールに一役かっていた。
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