上川内あづさとは? わかりやすく解説

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上川内あづさ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 04:33 UTC 版)

上川内 あづさ(かみこうち あづさ、1975年 [1]- )は、日本の脳科学者名古屋大学大学院理学研究科教授。

専門は、聴覚情報処理システムの動作原理の解明。東京都出身[1]

経歴

桜蔭中学校・高等学校を卒業後[2]東京大学理科二類に入学。1997年3月:東京大学薬学部卒業[3](久保健雄研究室で「ミツバチの社会性を支える脳の仕組み」を研究)。

2002年3月:東京大学大学院薬学研究科博士課程修了[3]博士(薬学)の学位を取得(博士論文は「ミツバチの社会性を支える神経基盤」)。

2002年4月-2003年3月:基礎生物学研究所・発生生物学研究部門(伊藤啓リーダー)、科学技術振興機構バイオインフォマティクス推進センター(BIRD)研究員[3][1]

2003年4月-2005年7月:東京大学分子細胞生物学研究所、科学技術振興機構BIRD研究員[3]

2005年8月-2008年8月:ドイツケルン大学研究員[3][1]

2008年8月-2011年8月:東京薬科大学生命科学部助教[3][1]

2009年3月:ショウジョウバエの音と重力を感じる神経回路の研究を「ネイチャー」に掲載する(F1000 Factor 9.0)。

The neural basis of Drosophila gravity-sensing and hearingArticle,Nature 458, 165-171 (12 March 2009) | doi:10.1038/nature07810; Received 27 June 2008; Accepted 20 January 2009

2010年10月より2014年9月まで、JSTさきがけ「脳情報の解読と制御」研究者を兼任する[3]

2011年9月より、名古屋大学大学院理学研究科・生命理学科・生体構築論講座・脳回路構造学教授[3][1]

2013年にハエの行動を調べるための画像解析プログラムを独自に開発した[1]

2019年12月-2023年3月、東北大学大学院生命科学研究科教授をクロスアポイントメントによりつとめる[3][1]

2022年10月より名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所教授を兼任する[3][1]

受賞歴

引用・脚注・参考資料

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j 猿橋賞に名古屋大の上川内あづささん 昆虫の聴覚情報処理を解明”. サイエンスポータル (2025年5月8日). 2025年5月10日閲覧。
  2. ^ 女性研究者”. 2022年5月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n 上川内 あづさ”. リサーチマップ. 2025年5月10日閲覧。
  4. ^ 「猿橋賞」に名古屋大学・上川内あづさ教授 昆虫の脳で聴覚の仕組み”. 日本経済新聞. 2025年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年5月10日閲覧。

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