レッズ&ピース騒動
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レッズ&ピース騒動(レッズアンドピースそうどう)とは、2005年3月の埼玉新聞の報道をきっかけとする浦和レッズサポーター間で起きた一連の騒動である。
概要
2005年3月6日、埼玉新聞社会面で『平和も愛するサポーター「レッズ&ピース」が発足』と題する記事が掲載された。
そこには、3月4日に浦和レッズと憲法九条を語る「レッズ&ピース」という団体が結成され、ゆくゆくはホームページを開設して会員を募り、スタジアムに会の旗を掲げたい旨が記されていた。
これに対して、浦和レッズサポーターの一部が「浦和レッズに政治思想を持ち込むな」と一斉に反発、浦和レッズのクラブやこの記事で名前が挙がった大野勢太郎に批判が殺到した。この記事は、サポーター数名が、飲み会の席で話していた事を、同席した埼玉新聞の記者が記事にしたもので、これが、原因で大騒ぎに。
3月9日、某サイトにおいて、レッズ&ピースの当事者からの投稿があり、
- レッズ&ピースは単なる飲み会の集まりにすぎず、いわゆる私設応援団ですらない。
- ホームページ開設や会の旗掲揚も酒の席での話であり、政治活動をする気は毛頭ない。
- とはいえ、大事になった以上、レッズ&ピースの名称を使うのは好ましくない。
と釈明し、レッズ&ピースの「解散」を宣言した。これにより、この騒動はひとまず収束することになった。大野勢太郎もこの騒動の責任を取り、「九条の会さいたま」の発起人を辞退することになった。
3月13日、埼玉新聞は騒ぎを大きくしたことに対して謝罪記事を掲載した。大野勢太郎に対しても謝罪した。
関連項目
外部リンク
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