ライトール95mm砲とは? わかりやすく解説

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ライトール95mm砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/27 16:24 UTC 版)

ライトール95mm砲、製造試験モデル。鋼鉄製、全長2.41m

1875年型ライトール95mm砲(仏語:Canon Lahitolle de 95 mm, ou modèle 1875、英語:Lahitolle 95 mm cannon)は、砲兵士官のド・ライトールが開発したフランス陸軍野砲。ライトール95mm砲は、フランスとしては最初の鋼鉄製野砲であり、また螺式尾栓を採用した初期の砲の一つである(イギリスとプロイセンは16年前に後装式施条砲をすでに採用した)。1875年にフランス陸軍に採用されレフィエ85mm砲を置き換えた。

ライトール95mm砲の断面図
ライトール95mm砲の尾栓
第一次世界大戦におけるライトール95mm砲、1915年

ライトール95mm砲は1877年にド・バンジュ90mm砲に置き換えられた。改良型の1888年型ライトール95mm砲が開発された。新型のM1897 75mm野砲の生産が十分でなかったため、ライトール95mm砲はド・バンジュ90mm砲と共に、第一次世界大戦でも使用された[1]。ライトール95mm砲はマジノ線にも配備された[2]

脚注

  1. ^ Doughty p.117 [1]
  2. ^ Lehmann

参考資料

  • Robert A. Doughty: Pyrrhic Victory: French Strategy and Operations in the Great War, Belknap Press (November 15, 2005), ISBN 978-0674018808
  • David Lehmann: The Maginot Line

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