モモイロカイウとは? わかりやすく解説

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桃色海芋

読み方:モモイロカイウ(momoirokaiu)

サトイモ科園芸植物

学名 Zantedeschia rehmannii


オランダカイウ属

(モモイロカイウ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/31 23:02 UTC 版)

オランダカイウ属
オランダカイウ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉植物 monocots
: オモダカ目 Alismatales
: サトイモ科 Araceae
: オランダカイウ属 Zantedeschia
学名
Zantedeschia Spreng. [1]
タイプ種
Z. aethiopica(オランダカイウ)
和名
オランダカイウ属

本文参照

オランダカイウ属(オランダカイウぞく、Zantedeschia)はサトイモ科の一つ。サンテデスキア属ともいう。南アフリカが分布の中心。

この属の植物は、仏炎苞や葉が美しいものがあり観葉植物として栽培されるものがあり、園芸ではカラー (calla) またはカラーリリー (calla lily) と呼ばれる。古くは「海芋」「海宇」(かいう)といった。

1843年にオランダ船により渡来したことから、「オランダ海芋」の名前を持つ[2]

同じサトイモ科には、学名を Calla というヒメカイウ属があるが、栽培植物の「カラー」という場合は、本属の植物、特にオランダカイウを指すのが普通である。

特徴

南アフリカに6~8種類程度の原種があり、このうち湿地性のエチオピカを除いたほかの種類は、水はけのよい草地や岩場などに自生し、畑地性カラーと呼ばれる。カラーという名前は、カトリックの尼僧の白い衿に似ていることからつけられた英名で、ギリシャ語のカロス(美しいの意)に由来する。花に見える部分は花ではなく、「仏炎苞」と言われる萼が変化したもの。冬は地上部が枯れ、休眠した状態で越冬する。春になると再び芽吹いて初夏に開花する。

主な種

脚注

  1. ^ Zantedeschia Spreng” (英語). Integrated Taxonomic Information System. 2025年10月31日閲覧.
  2. ^ 瀧井康勝『366日 誕生花の本』日本ヴォーグ社、1990年11月30日、308頁。 ISBN 4529020398 
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zantedeschia aethiopica (L.) Spreng. オランダカイウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年10月31日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zantedeschia albomaculata (Hook.f.) Baill. シラボシカイウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年10月31日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zantedeschia elliottiana (W.Watson) Engl. キバナカイウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年10月31日閲覧。
  6. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zantedeschia macrocarpa Engl. オオキバナカイウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年10月31日閲覧。
  7. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Zantedeschia rehmannii Engl. モモイロカイウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2025年10月31日閲覧。

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