モメナイム - サルグミーヌ線とは? わかりやすく解説

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モメナイム - サルグミーヌ線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/03 02:26 UTC 版)

モメナイム - サルグミーヌ線
基本情報
フランス
所在地 グラン・テスト地域圏
起点 モメナイム駅
終点 サルグミーヌ駅
路線記号 161 000
開業 1895年5月1日
全通 1895年10月1日
運営者 フランス国鉄
路線諸元
路線距離 74 km
軌間 1435 mm(標準軌
線路数 複線
複線区間 全区間
最大勾配 5 ‰
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
パリ - ストラスブール線
0.0 モメナイム 153 m
パリ - ストラスブール線
旧三角線
5.0 アルトエッケンドルフ旧駅 178 m
7.8 エッテンドルフ旧駅 191 m
ビュスヴィレールトンネル(単線, 540 m)
旧三角線
旧スタインブール - シュヴァイグーズ線
13.9 オーバーモデルン 187 m
旧スタインブール - シュヴァイグーズ線
旧三角線
18.0 メンヒホーフェン旧駅
旧ブクスヴィレール - イングヴィレール線
20.5 イングヴィレール 196 m
26.4 ヴィンメーナウ旧駅
30.0 ヴィンゲン(モデール)
旧ヴィンゲン - ミュンツタール線
ピュベールトンネル
(1626 m)
36.2 ピュベール旧駅 259 m
39.0 フローミュール旧駅 251 m
40.6 ティーフェンバッハ=ストルート 246 m
44.1 アダムスヴィレール旧駅 241 m
旧三角線
旧レディース - ディーメリンゲン線
48.4 ディーメリンゲン 233 m
51.4 ドムフェッセル旧駅 229 m
52.8 フォェールエルディンゲン旧駅 227 m
57.6 オェールミンゲン 221 m
旧カラウゼン - サルアルブ線
61.6 カラウゼン 218 m
64.7 ヴィトリング旧駅 218 m
68.1 ゼッティング旧駅 229 m
70.4 サルアインスミング旧駅
72.0 レメルフィング旧駅
旧H-FH線、旧B-S線
74.5 サルグミーヌ 202 m
S-S線、H-FH線

モメナイム - サルグミーヌ線フランス語: Ligne de Mommenheim à Sarreguemines)はフランス共和国グランテスト地域圏バラン県モメナイムとモゼル県サルグミーヌを結ぶ複線の鉄道路線である。この路線は主にザールブリュッケン - ストラスブール間の旅客輸送向けに用いられる。パリ - ストラスブール線についてこの路線は迂回経路として機能する。

歴史

1895年にエルザス=ロートリンゲン帝国鉄道管理局(Kaiserliche Generaldirektion der Eisenbahnen in Elsaß-Lothringen)は二段階でモメナイム - サルグミーヌ間の鉄道を開通した[1]。5月1日にモメナイム - カラウゼン区間は旧カラウゼン - サルアルブ線と共に運行可能となったものの、地すべりの原因で残りの区間は未開通となった[2]。1895年10月1日にカラウゼン - サルグミーヌ間が通行可能となった[3]。アルザス・ロレーヌ地方の他路線と同じく、所有者と運営主体は20世紀前半に何度も変更された。

第一次世界大戦の終戦後、1919年にこの路線はアルザス=ロレーヌ鉄道の鉄道網に組み入れられた。1938年フランス国有鉄道(Société nationale des chemins de fer français, SNCF)が設立されて、アルザス=ロレーヌ鉄道路線を引き受けた。第二次世界大戦の勃発以前、この路線は貨物輸送や旅客輸送部門では成功であった。ベルギーザール炭田から多量の石炭・鉄鋼はこの路線の経由で南ドイツおよびスイスへ輸送された。またメス - ニュルンベルク間およびストラスブール - ケルン間急行列車はこの路線を通行した。

1956年末にレダン - メス線に電車線が設置されて、この路線の重要度は明確に低くなった。ほかの分岐線と接続路線は次々に廃止された[4]

モメナイム駅(2015年)

1980年代中期に旅客列車は地域分けにより新たに運用されたものの、地方議会はあまり関心を持たなかった。2007年にX4300形気動車および他のUIC客車はX73500形気動車に置き換えられて、状況は好転した[4]

運行形態

  • 中距離列車(TER A06): ストラスブール - モメナイム - オーバーモデルン - イングヴィレール - ヴィンゲン - ティーフェンバッハ=ストルート - ディーメリンゲン - オェールミンゲン - カラウゼン - サルグミーヌ(- ザールブリュッケン)。60分/120分ごとに運行[5]。使用車両はSNCFコラディアA TER気動車。

参考文献

  • André Schontz et al. (1999) (フランス語). Le chemin de fer en Lorraine. Metz: Editions Serpenoise. ISBN 978-2-876924-147 

外部リンク

注釈・出典

  1. ^ Otto Föhlinger (1897) (ドイツ語). Geschichte der Eisenbahnen in Elsass-Lothringen und ihres Transport-Verkehres. Straßburg: Heitz & Mündel. p. 179. https://archive.org/details/geschichtederei00fhgoog/page/n191/mode/2up 
  2. ^ “Aus dem Deutschen Reich: Betriebseröffnungen” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 31): p. 274. (1895年4月20日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb11452839?page=384,385 
  3. ^ “Aus dem Deutschen Reich: Betriebseröffnungen” (ドイツ語). Zeitung des Vereins Deutscher Eisenbahn-Verwaltungen (No. 75): p. 680. (1895年9月25日). https://www.digitale-sammlungen.de/de/view/bsb11452839?page=900,901 
  4. ^ a b Sarreguemines - Mommenheim (Ligne 9)” (フランス語). Trains-En-Voyage (2009年6月1日). 2016年2月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年10月26日閲覧。
  5. ^ Rechercher une fiche horaire: Ligne A06L20 Strasbourg Saareguemine Saarebruck” (フランス語). SNCF. 2024年10月29日閲覧。



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