トケラウ語
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| トケラウ語 |
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|---|---|
| 話される国 | |
| 話者数 | 1,200人(トケラウ) 2,500人(ニュージーランド) (2013 census)[1] 825人(オーストラリア) (2021 census)[2] |
| 言語系統 | |
| 表記体系 | ラテン文字 |
| 公的地位 | |
| 公用語 | |
| 統制機関 | 統制なし |
| 言語コード | |
| ISO 639-3 | tkl |
| 消滅危険度評価 | |
| Severely endangered (Moseley 2010) | |
トケラウ語 (トケラウご、トケラウ語: gagana Tokerau)[3] は、トケラウ及び歴史的にアメリカ領サモアのスウェインズ島(少ない人数)で話される、ポリネシア諸語に属する言語である。ツバル語と密接な関係があり、サモア語を始めとする他のポリネシアの言語とも関連している。トケラウは英語とともにトケラウ語を公用語としている。約4260人の話者がおり、そのうち2100人がニュージーランド、1400人がトケラウ、17人がスウェインズ島に住んでいる。
1996年、ロイマタ・イウパティなど複数名が、聖書のトケラウ語への翻訳者に任命された[4]。
多くのトケラウ住民は多言語話者であるが、少なくとも1990年代まではトケラウ語は日常的な言語であって[5] 、88パーセントのトケラウ住民が使用していた[6]。4600人の話者の内、1600人がトケラウの3つの環礁、アタフ島、ヌクノノ島並びにファカオフォ島に住んでいる。 ニュージーランド内に3000人の話者がいて、知られている限り残りの話者はオーストラリア、ハワイ、アメリカ西海岸に広がっている[7]。トケラウ語は、より広く話されており系譜学的な親戚でもあるサモア語と非常に類似しており、ある程度の相互理解可能性がある[8]。
記述
1846年、Horatio Haleは史上初のトケラウ語の辞書を出版した[9]。しかしそれは一般的な様式では無く、214語しか収録されていない参考書のようなものだった[9]が、彼の書籍は1969年まで唯一のトケラウ語の参考書であった[9]。この本の出版まで、1940年からの学校でのトケラウ語教育に殆ど進展は無かった[9]。1969年、ニュージーランド教育省はD. W. BoardmanのTokelau–English Vocabularyを出版した[9]。この瞬間、1200の語彙を収録するより発展した参考書が登場したのである[9]。二次出版の後、教育用のより詳細で深い参考書の必要性が高まっていった。これを実現したのが、Hosea Kirifi[9] (後の初代トケラウ教育ディレクター)とJ. H. Websterである。1975年、KirifiとWebsterはTokelau-English Dictionaryと呼ばれる、約3000語を収録した初の公式予備辞典を出版した[9]。 これらの活動は全体的に、トケラウ人はその言語に多大なプライドを持っているということに由来する。トケラウの学校では学生にトケラウ語を教えるのに使える道具や資料が不足していた[9]。 It has a high place in their culture,[9] and the revitalization and renewal of the language for their younger generation had eventually reached a point where action had to be taken. Tokelau–English Dictionaryの出版の一年後、政府はRopati Simonaのトケラウ語辞書プロジェクトのリーダーへの就任を承認した。これがやがて初の公式総合辞典の出版につながった。トケラウ事務局による1986年のTokelau Dictionaryである。
背景
トケラウはニュージーランドの属領であり、アタフ島、ヌクノノ島及びファカオフォ島(古い地図ではそれぞれデューク・オブ・ヨーク島、デューク・オブ・クラレンス島、バウディッチ島と記載)の3つの環礁が主な部分を占める。これらの環礁はサモアから約260海里離れており、共にユニオン諸島、ユニオン群島及びトケラウ諸島として知られている[10]。トケラウの言語であるトケラウ語はオーストロネシア語族に属しており、ポリネシア諸語の一つであると考えられている。話者の半分以上がニュージーランドに、三割が上記の3つの環礁のいずれかに住んでおり、少数であるが地理的にニュージーランドに近いオーストラリアや太平洋沿いのアメリカ合衆国の州(ハワイ州、本土の東海岸)にも居住している。トケラウはサモアに非常に近いため、トケラウ語はサモア語の影響を受けているとするのが一般的であるが、広範な記述が不足しているため正確性には疑問が残る。1960年代まで、トケラウ語は話し言葉としてのみ考えられていたが、その頃学校が自分達の言語での読み書きを教え始め、トケラウ語での短編作品も作られた。加えて、大人たちはサモア語とトケラウ語に流暢であることが一般的であった[11]。 トケラウ語は規模の小さい言語であり、また歴史的にも前述の環礁には限られた資源しか無く、それ故あまり多くの人を養えなかったため、欧州人の到達前からある程度小さい規模の言語であった[12]。
音韻と正書法
| 前舌 | 中舌 | 後舌 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 短 | 長 | 短 | 長 | 短 | 長 | |
| 狭 | i | iː〈ī〉 | u | uː〈ū〉 | ||
| 半狭 | e | eː〈ē〉 | o | oː〈ō〉 | ||
| 広 | a | aː〈ā〉 | ||||
母音の長短を区別するために、トケラウ語ではマクロンと呼ばれる、文字の上の横棒で長母音を表す。
しかし、全てのトケラウ語話者がマクロンの使用に賛成しているわけでは無い。前述の環礁の住民はマクロンに対し大いに抵抗を示すことが知られいるが、ニュージーランド内の話者はこの記号の使用により寛容である[11]。
| 両唇 | 歯茎 | 軟口蓋 | 声門 | |
|---|---|---|---|---|
| 鼻 | m | n | ŋ〈g〉 | |
| 破裂 | p | t | k | |
| 摩擦 | ɸ〈f〉 v | (s)[注釈 1] | h | |
| 側面接近 | l |
/h/と/ɸ/など類似している音のペアが存在する為、表記法にも揺れが生まれる。例えば、tohaとtofaは共にさようなら(英語: goodbye)を意味するが、異なった発音がされることがある[11]。h、s、f及びwhは入れ替え可能である[8]。ポリネシア諸語には2つの種類があり、トケラウ語がどのように発音されるかを形作ってきた。h、whはより古い種類からであり、f、sはより新しい種類からである。これらの発音が、いつ諸島に来たかに関わらず入れ替え可能ということは、一つの種類が他に対して優越を持ったことがないということを意味している[8]。トケラウ語はサモア語と密接に関わっているものの、単語の発音には明確な違いがある。例えば、サモア語の中のk音はg音に聞こえることがあり、hikiはよくhigiに聞き間違えられる。Tokelauan language does not allow the k's to drop.[8]
トケラウ語はラテン文字で記述されるが、使われる文字は以下の十五種類のみである。
A、E、I、O、U、F、G、K、L、M、N、P、H、T及びV
トケラウ語の強勢について体系的なデータは多くないが、言語学者たちは既存の根拠を元に三つの強勢に関する規則を作り上げた。一つ目に、長母音は主強勢になる。二つ目に、長音が主強勢でない場合、語末から数えて二個目の母音が主強勢になる。最後に、複合語になった場合でも通常の強勢を失わない。加えて、一音節の機能語は強勢がない[11]。
脚注
- ^ “Tokelauen”. 2017年1月25日閲覧。
- ^ “Language spoken at home | Australia | Community profile”. 2026年2月11日閲覧。
- ^ Laurie Bauer, 2007, The Linguistics Student's Handbook, Edinburgh
- ^ “Tokelauan community changing the language of God from Samoan”. 2026年3月2日閲覧。
- ^ Hooper, Antony; Huntsman, Judith (1992). “The Tokelau language 1841-1991”. Journal of the Polynesian Society 101 (4): 343-372 2020年11月16日閲覧。.
- ^ “Profile of Tokelau: 2016 Tokelau Census of Population and Dwellings”. Tokelau National Statistics Office and Stats NZ. p. 25 (2017年). 2020年11月16日閲覧。
- ^ Hooper, Robin (1994). Studies in Tokelauan syntax. Ann Arbor, Michigan: University Microfilms International. pp. 98–99
- ^ a b c d “Ethnology of Tokelau Islands”. Victoria University of Wellington. 2026年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j Simona, Ropati (1986). Tokelau Dictionary. New Zealand: Office of Tokelau Affairs. p. Introduction
- ^ Angelo, Tony (2008). Tokelau A History of Government. Wellington, New Zealand: MTC Print
- ^ a b c d e Hooper, Robin (1994). Studies in Tokelauan syntax. Ann Arbor, Michigan: University Microfilms International. pp. 98–99
- ^ Glenn, Akiemi (2012). Wayfinding in Pacific Linguascapes: Negotiating Tokelau Linguistic Identities in Hawai'i. Honolulu, HI: University of Hawaii at Manoa
外部リンク
- トケラウ語のページへのリンク