デーヴィッド・ミルンとは? わかりやすく解説

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デーヴィッド・ミルン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/08 16:20 UTC 版)

デイヴィッド・ミルン
David Milne
生誕 1882年1月8日
Saugeen Shore
死没 1953年12月26日
バンクロフト(Bancroft)

デイヴィッド・ミルン(David Milne、1882年1月8日 - 1953年12月26日)は、カナダの画家、版画家。

略歴

カナダ、オンタリオ州ブルース郡のSaugeen Shoresで、スコットランドからの移民の両親の10人兄弟の末子に生まれた。ペイズリー(Paisley)で育った[1]。地元の高校で学んだ後、優秀な成績であったのでペイズリー近くの学校の教師になった。1902年から1903年の間、通信教育で美術を学んで、21歳になった1903年に、ニューヨークで美術を学ぶ決意をし、2年間、アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨークモーリス・プレンダーガストに学んた[2]。1913年にヨーロッパ作家とアメリカ作家が多くの作品を出展した、アーモリーショーに5点の作品を出展した。

第一次世界大戦が始まったため、1917年にカナダに戻り、軍の訓練を受けた。カナダ国内に配属された後、イギリスに派遣されるがすぐに戦争が終結した。その後、戦争画家として働き、ベルギーやフランスの戦跡や兵士の肖像画を描いた。

1919年にアメリカに戻り、 1924年頃、半年ほどカナダのオタワで過ごし、作品のいくつかはカナダの美術館に買い上げられたが、カナダでの仕事は得られなかった[3][4]。1929年に再び、カナダ各地で絵を描き始めた。1933年に1912年に結婚した最初の妻と別居し、オンタリオ州セヴァーン(Severn)に移った。1930年代の終わり頃、別の女性とオンタリオ州アックスブリッジ(Uxbridge)で暮らし始め1941年に息子が生まれた。1938年にトロントを拠点とする画商が、ミルンの作品の販売を仲介するようになり、評価が高くなり、画家として成功した。

1952年に、エミリー・カーやグッドリッジ・ロバーツ(Goodridge Roberts)、アルフレッド・ペラン(Alfred Pellan)とヴェネツィア・ビエンナーレにカナダを代表して参加した[5]。1952年11月に脳卒中を発症し、療養したが翌年、バンクロフト(Bancroft)の病院で亡くなった。

作品

脚注

  1. ^ « History of the village » , sur paisleyvillage.ca (consulté le 24 août 2022).
  2. ^ David B. Milne » , sur www.beaux-arts.ca (consulté le 17 janvier 2021)
  3. ^ Burant, Jim (2022) (English). Ottawa Art & Artists: An Illustrated History. Toronto: Art Canada Institute. ISBN 978-1-4871-0289-0. https://www.aci-iac.ca/art-books/ottawa-art-and-artists/key-artists/david-milne/ 
  4. ^ Burant, Jim (2022) (English). Ottawa Art & Artists: An Illustrated History. Toronto: Art Canada Institute. ISBN 978-1-4871-0289-0. https://www.aci-iac.ca/art-books/ottawa-art-and-artists/key-artists/david-milne/ 
  5. ^ Past Canadian Exhibitions”. National Gallery of Canada at the Venice Biennale. National Gallery of Canada. 2013年10月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年10月12日閲覧。

参考文献




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